好色一代女
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西鶴の浮世草子作品の第6作[1]。当時の好色生活の種々相を主人公の女性の側から描いた一人称小説[1]。6巻24章から成り、嵯峨の「好色庵」に隠れ住む一代女が、自分のもとを訪れた二人の若者にその身一代のいたずらを語り出す首章で始まり、以下その体験した職業に即した好色生活の数々が展開され、念仏三昧に明け暮れている現在であると結ぶ懺悔譚の形式を取る[1]。
物語構成には張文成『遊仙窟』や蘇東坡「九相詩」などの影響が見られ、仮名草子『二人比丘尼』などを念頭に置いて書かれたとされる[2]。1677年(延宝5年)刊『たきつけ』『もえくひ』『けしずみ』の懺悔物語三部作のうち、『けしずみ』が遊女上がりの尼が遊里の種々相を懺悔する形式を持っていることから、『けしずみ』が直接の粉本とも言われる[2]。