妊娠性肝内胆汁うっ滞
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| 妊娠性肝内胆汁うっ滞 | |
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| 別称 | Obstetric cholestasis; cholestasis of pregnancy; jaundice of pregnancy; prurigo gravidarum[1] icterus gravidarum[2] |
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| 肝臓の胆汁うっ滞がみられる高倍率顕微鏡写真 | |
| 概要 | |
| 診療科 | 産科 |
| 症状 | 皮膚のかゆみ、初期は発疹なし[3] |
| 発症時期 | 妊娠後期[4] |
| 継続期間 | 出産後2週間以内に解消[2] |
| 危険因子 | 家族歴、双子妊娠[2] |
| 診断法 | 症状と胆汁酸値に基づく[2][3] |
| 鑑別 | 妊娠性類天疱瘡、妊娠性痒疹、多形妊娠疹、疥癬、妊娠中毒症[2] |
| 合併症 |
新生児: 早産、胎便吸引症候群、子宮内死亡[3] 母親: 胆石症、ビタミンK欠乏症[2] |
| 予防 | セレンサプリメント[2] |
| 治療 | 36~38週での出産、ウルソデオキシコール酸、抗ヒスタミン薬[3][2] |
| 頻度 | 妊娠の0.1%~1.5%(西洋諸国)[2] |
| 分類および外部参照情報 | |
妊娠性肝内胆汁うっ滞(にんしんせいかんないたんじゅううったい、英: Intrahepatic cholestasis of pregnancy、 ICP)は、妊娠性黄疸としても知られる、皮膚の痒みを引き起こす妊娠性皮膚疾患の一種である[3][4]。通常、罹患初期は発疹がみられないが、重度の痒みの場合がほとんどであり、特に夜間に悪化し、掻くことで皮膚を傷つける[5]。その他の症状には、黄色くなったり、右上腹部の不快感などがあげられる[3][2]。一般的に妊娠後期に発症するが、それより早くに発症することもまれにある[4]。
危険因子には、罹患者の半数に家族歴がみられる遺伝や双子の妊娠などがあげられる[2]。根本的な機序は肝臓の障害によるもであり、ホルモン濃度の高レベルの結果生じる胆汁うっ滞による[2]。診断は症状と血液中の10μmol/L(4.08mcg/mL)を超える胆汁酸値に基づく[2][3]。
セレンサプリメントの服用により妊娠性肝内胆汁うっ滞の発生を減少させる可能性がある[2]。治療には36~38週で出産をすることがあげられる[2]。ウルソデオキシコール酸は転帰を改善する可能性がある[2]。抗ヒスタミン薬が使用されることもある[3]。新生児の合併症には、早産、胎便吸引症候群、子宮内死亡などがあげられる[3]。母親の合併症には胆石症やビタミンK欠乏症などがあげられる[2]。症状は通常出産後2週間以内に治まるが、その後の妊娠で再発することがよくある[2]。
妊娠性肝内胆汁うっ滞は、多くの西洋諸国の妊娠において0.1~1.5%の妊婦に発症する[2]。ボリビアでの割合は約9%、チリの一部の地域では28%である[2]。一般的に冬季に発症することが多い[2]。この疾患が最初に説明されたのは1883年にAhlfeldによる[6]。