威力に訴える論証
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誤謬でない場合
威力に訴える論証は、導出される結論が下される罰と論理的に無関係である場合に誤謬とされる。しかし、誤謬ではない場合も多い[1]。例えば、次のような場合である。
酒酔い運転をすると、留置所に入れられる。
留置所には入りたくない。
だから、酒酔い運転はしない方がよい。
この論証の場合、酒酔い運転自体の性質についてではなく、それによって罰を受ける人々について罰の存在を根拠として結論を導いているもので、妥当な論証と言える。しかしこの前提で、酒酔い運転は道徳的に間違っているとか、社会悪だといった結論を導こうとすると、論理的には誤謬となる。