2023年10月2日以降、伊豆鳥島近海で地震活動が活発化。5日にはM6.5の地震で津波が観測された。9日以降もごく小規模なものも含む地震が相次ぎ、八丈島で0.6mを観測したのをはじめ、太平洋沿岸の広い範囲で津波が観測された[2]ため、同日午前6時40分に太平洋岸に津波注意報が発令された(同日12時解除)[3]。
同年10月に目視や採取で、周辺における軽石漂流が確認された[4]。11月10日~11月12日、海洋研究開発機構(JOGMEC)がT波発生源と推定した孀婦海山を調査。結果、東西に延びる孀婦海山の中央付近に、直径6kmの外輪、直径約2kmの中央火口丘からなる、カルデラ状の海底地形があることが確認された[5]。2024年1月 (海上保安庁)と2022年12月の海底地形データ(JOGMEC)を比較すると、孀婦岩西方約20kmの海底火山、孀婦海山のカルデラ内に新たに火口が形成されていた。また、火口北側では斜面が崩壊があり、火口の周囲に噴出物や崩壊物が堆積していた。これらのことから、2023年10月9日の地震及び津波は、孀婦海山の海底噴火によるものの可能性が極めて高いとされた[6]。