子宮恋愛
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| 子宮恋愛 | |
|---|---|
| ジャンル | 恋愛漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 佐々江典子 |
| 出版社 | ぶんか社 |
| 掲載サイト | ダークネスな女たち |
| レーベル | 電子:ストーリーな女たち 紙:ぶんか社コミックス |
| 発表号 | Vol.39 - Vol.80 |
| 発表期間 | 2021年2月4日 - 2024年7月4日 |
| 巻数 | 電子:全7巻 紙:全4巻 |
| 話数 | 全42話 |
| ドラマ | |
| 原作 | 佐々江典子 |
| 監督 | 樹下直美、伊藤彰記、保母海里風 |
| 脚本 | 山﨑佐保子 |
| 音楽 | はらかなこ |
| 制作 | 日テレアックスオン |
| 製作 | 「子宮恋愛」製作委員会 |
| 放送局 | 読売テレビ |
| 放送期間 | 2025年4月11日 - 6月27日 |
| 話数 | 12 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・テレビドラマ |
| ポータル | 漫画・テレビ・ドラマ |
『子宮恋愛』(しきゅうれんあい)は、佐々江典子による日本の漫画作品。電子雑誌『ダークネスな女たち』(ぶんか社)にて、Vol.39(2021年2月4日発売[1])からVol.80(2024年7月4日発売[2])まで連載された。
31歳会社員の苫田まきは、夫の恭一とは結婚7年目で、そろそろ子供が欲しいと焦っていたが、恭一は子供が嫌いで非協力的。何年もセックスレスが続く。毎月生理が来るたび、また無駄な時間をすごしたと嘆き、生理が重い体質なこともあり、子宮に振り回されるままならさを感じた。
まきの同僚の山手旭は日系ブラジル人で、どこか異国情緒を漂わせ、人との距離感が近い変わり者だ。まきは漢字間違いの多い山手を叱り、何かと世話を焼いていた。山手はブラジルにいた頃に結婚し今では16歳になる娘がいるが、離婚して独り者。フィカンチならば時たまつくるらしく、恭一よりも歳上なのに、彼の相手はセックスレスに悩んだりなんかしないのだろうとまきは思っていた。夫との仲が上手く行かず苦しい時に山手に優しくされ、次第にまきは彼に惹かれていく。
恭一はまきには触れない一方で、寄島みゆみと不倫関係にあった。学生時代に同じサークルにいた寄島は皆が憧れる美女で、恭一が童貞を捧げた相手だった。彼女にとっては複数いる男の一人でしかなく、恭一は寄島を忘れるためにサークルの後輩で地味な処女のまきと結ばれ、結婚した。結婚後に再会した寄島は子宮体癌で子宮を摘出しており、資産家の夫は何でも買い与えてはくれるが体を求めてこないようになり、「中がからっぽ」な自分を価値のない存在だと思い詰めていた。そこから不倫関係が始まり、寄島には妊娠の可能性などなかったが、まきに悪いという思いから性器の挿入はせず、恭一が一方的に寄島に奉仕するような形だった。
以前から闘病中であった恭一の父親が亡くなった。普段あまり感情を見せない恭一は葬儀の後で号泣し、彼はまきではなく寄島に抱きすがり泣いた。恭一からの愛情を感じられないようになっていたまきは、恭一が本当は誰を愛していたのかに気付いた。山手に惹かれキスまではしてしまったこともあり、まきはもう恭一との関係は続けられないと離婚届を突きつけた。恭一は拒み、「仲直りをしよう」と言ってまきをレイプした。まきはもう家にはいられないと飛び出し、山手の家に招かれ、そのまま二人は初めて体を重ねた。
恭一に離婚届を送っても破り捨てられるだけで離婚の手続きは進まなかったが、まきは山手との関係を日々深め、やがて妊娠がわかった。まきは何度も抱かれた山手の子供だと確信し喜んだが、山手は浮かない顔をしており、彼は子供など欲しくなかったのかと、まきは不安にかられた。山手は、離婚した際にパイプカットしており、お腹の子の父親ではないと明かした。たった一度、恭一にレイプされた時の子供だった。
恭一は、まきが家を出ていた間にまきの有り難みを感じるようになり、まきと山手の関係を知っても許し、妊娠を喜び、復縁を望んだ。山手は父でなくともまきと共に子育てをしたいと望むが、社内では二人の不倫関係が噂になりはじめていた。
登場人物
- 苫田 まき(とまだ まき)
- 本作の主人公。31歳。OL。子供を望んでいるが、夫の恭一とセックスレスで、年齢だけ重ねていき焦りを抱えている。恭一とは大学時代に「英語劇研究サークル」で知り合い、18歳の時に処女を捧げ、24歳で結婚した。男性経験は恭一しかなかったが、次第に同僚の山手と惹かれ合い、不倫関係となる。
- 家庭の外に女をつくっていた父、愛ではなく憎しみから離婚しないのだと語り経済的に父に依存するしかない専業主婦の母を持ち、まっとうな幸せな家庭を築き子育てしたいと望んでいた。
- 山手 旭(やまて あさひ)
- まきの同僚。アラフォー。ブラジル育ちの日系ブラジル人。アンニュイな雰囲気を漂わせ、服で隠れる場所だが体に大きなタトゥーを入れている。日本語も達者であるが、来日してからまだ日が浅く漢字間違いが多かった時期に、まきから指導を受け親しい仲になった。バツイチで、離婚後の女性関係は遊びのものしかなかった。尻の大きな女性が好きだが、そうではなく華奢なまきに次第に惹かれ、彼が夫との不和を抱えていることを知り、迫り不倫関係になった。
- ブラジルでは比較的裕福な環境で育ったがマイノリティとしてアイデンティティの形成に苦しんでいた。ファヴェーラ(貧民街)育ちの少女マリリアと恋に落ち、周囲から反対されつつも若くして結婚、娘・ヘレナを授かった。しかし、関係が破綻し離婚、それを期に来日した。
- 苫田 恭一(とまだ きょういち)
- まきの夫。33歳。眼鏡をかけている。高校教師で担当は英語。生徒たちの問題に振り回されることが多く、子供を持つことに夢を持てない。多忙なために家では寝てばかりでまきとセックスをする気力はない。共働きだが、家事能力はなく家事は一切やらず、言動はモラハラ気味である。
- 大学入学時に首席を狙っていたが、美貌の才媛・寄島がその座につき、彼女に惹かれ、童貞を捧げた。関係が破綻してからも未練があり、振り切るように、大して愛してはいないまきと関係を持ち、結婚した。まきへの愛着もそれなりに育っていったが、再会した寄島と不倫関係になった。
- 寄島 みゆみ(よりしま みゆみ)
- 恭一の不倫相手。大学時代にまきや恭一と同じサークルに所属し、恭一と同学年。美人なため、学生時代は彼女に憧れる者が多かった。貧しい母子家庭で、母の恋人が出入りする環境で育ち、性的虐待を受けていたことも示唆される。上昇意識が高く、大学には首席入学した。女であることに重荷を感じつつも、どうせ消費される性ならより高く売りつけるべきだという思想を持ち、より美貌に磨きをかけるため大学卒業後は夜職も兼ねながら整形手術を繰り返し、投資家の男性を射止め結婚。しかし子宮体癌で子宮を摘出し、精神的に弱り、支えを求めて恭一の不倫相手になる。投資家の夫は性欲が薄く、トロフィーワイフとして寄島を求めたが、色恋よりも株価の上下に興奮する性質である。
- マリリア
- ブラジル人で、山手旭の元妻。ファヴェーラ(貧民街)育ちで、比較的裕福な環境で育った山手とは大きく生まれ育ちが異なるが、大きな祭の場で山手と知り合い恋に落ちた。山手の体のタトゥーは、マリリアの勧めで入れたもの。ファベーラにいた頃は自分の生い立ちに疑問を抱くことはなかったが、結婚し外の地域で生活するうち、自分の育ちが惨めなものだったを実感していき、気に病むことが多くなり、山手に対して攻撃的に振る舞いだし、離婚した。
書誌情報
- 佐々江典子 『子宮恋愛』 ぶんか社〈ストーリーな女たち〉、全7巻
- 佐々江典子 『子宮恋愛』 ぶんか社〈ぶんか社コミックス〉、全4巻
- 2025年4月16日発売[11]、ISBN 978-4-8211-1037-7
- 2025年4月16日発売[12]、ISBN 978-4-8211-1038-4
- 2025年5月16日発売[13]、ISBN 978-4-8211-1044-5
- 2025年6月17日発売[14]、ISBN 978-4-8211-1045-2