安福春雄

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安福 春雄(やすふく はるお、1907年明治40年〉1月1日 - 1983年昭和58年〉8月3日)は、日本能楽師(大鼓方)である[1][2]位階従五位

群馬県前橋市に生まれる[3][4][5][注釈 1]。叔母の太鼓の師であった清水正徳に跡継ぎがいなかったことから、11歳の時に上京してその弟子となり高安流の大鼓方を学ぶ[3][4][5]1919年(大正8年)[注釈 2]に『猩々』にて初舞台を踏む[4][5][6]1927年(昭和2年)に東京音楽学校(現在の東京芸術大学)邦楽科を卒業[1][2]

1937年(昭和12年)から1977年(昭和52年)まで母校の東京芸術大学で講師として教鞭を執った[6]。1927年(昭和2年)には兵隊検査により[6]第二次世界大戦が終戦するまで数回にわたり兵役となった[6]。終戦後の1946年(昭和21年)には16代目の宗家を務めた高安道喜の急逝により[2][6]、同宗家の代理となる[2][6]

その後は17代目の宗家預かりに昇格し[2][6]1954年(昭和29年)には第1回能楽渡欧団のメンバーとなりヴェネツィアで開催された国際演劇祭にて上演し海外進出を果たした[6]。また同年には後継者の育成のために能楽三役養成会の講師となり[6]、大学退職後の1977年には主任を務め多くの門人を輩出する事に貢献した[2][6]。初舞台となった『道成寺』や『松風』等多くの舞台に立ち[2][6]、安福の技法は大変優れたものとして1970年(昭和45年)に人間国宝に認定された[4][1][2]。1983年死去。死没日付をもって従五位に叙された[7]。墓所は雑司ヶ谷霊園

受章歴・栄典

門人

著書

  • 『高安流大鼓 序の巻』- 1968年(昭和43年)刊行[8]
  • 『高安流大鼓囃子集成 天の巻』- 1977年刊行[8]

DVD

脚注

関連文献

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