実物貨幣
From Wikipedia, the free encyclopedia
概要
それぞれの社会が持つ歴史や環境などの諸条件によって異なるものの、その社会にとって重要な生産物や高価な外来品である財貨が、最古の貨幣となった。代表的な商品貨幣としては、穀物、家畜、布類などがある。商品貨幣に対して、石や貝などを用いる貨幣は自然貨幣と呼ばれる。後に高価でかつ商品としての価値が簡単には失われない貴金属(金や銀、極東では銅)に固定されるようになった。こうした一連の貨幣を指して実物貨幣と称する。
実物貨幣は素材の品質上の同一性、質的な分割・結合の容易、比較的少量でも大きな交換価値を持つこと、耐久性の高さ、運搬の容易さが条件とされ、特に最後の貴金属によって作られた一定の小塊は実物貨幣の条件としてもっとも優れたものであった。
商品貨幣のさまざまな種類は、パウル・アインチッヒの著作『原始貨幣』で論じられている[1]。