小松暢
日本の女性編集者 (1918-1993)
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来歴
大阪府大阪市に生まれる[2]。父は現在の高知県安芸市出身で、鈴木商店に勤務していた[2]。幼い頃は釧路市を経て高知市で暮らしており、高知県女子師範学校附属小学校(現:高知大学教育学部附属小学校)[3]、高知県立第二高等女学校(現:高知県立高知丸の内高等学校)に通っていた[3]。大阪で旧制阿部野高等女学校(現:大阪府立阿倍野高等学校)を卒業した[4][5]。女学校時代は「韋駄天おのぶ」の異名を持つ短距離ランナーとして知られたという[1]。
女学校を卒業後に上京して、日本郵船に勤務。そこで高知出身の小松総一郎と出会い、結婚。新婚早々、夫は徴兵により召集され、暢は終戦を高知で迎えるが夫は帰還後に病死[1]した。
夫と死別後は高知新聞社に入社し、『月刊高知』の編集者となる。1946年に高知新聞が31人の応募者から採用した初の女性記者2人のうちの一人だった[2][4][6]。同じ部署に数ヶ月後に入社した やなせが配属され、それが二人の出逢いとなった[1][7]。やなせの証言では高知新聞で前の席が小松で、すぐに好きになったという[8]。小松は「代議士の秘書になる」という理由で退社して上京。その約1年後にそれを追う形で、やなせも東京に上京して結婚した[8]。
漫画家を目指す やなせに「なんとかなるわ。収入がなければ私が働いて食べさせるから」と話し、やなせも後年「仕事以外は全て カミさんに頼っていた」と回想した[6]。
『それいけ!アンパンマン』がテレビアニメとして放送されたのは1988年だが、やなせと暢が二人で新聞の取材を受けた際は記者に「人生を振り返ることはあるか」と尋ねられた暢は「ないこともないですけれど、振り返ったって戻ってきませんでしょ。だから、いつも前向き」 と答えている[9]。
1988年12月に乳がんが発覚し手術したが、余命3か月と診断されていた[10]。やなせが里中満智子に勧められた丸山ワクチンを試してみることにし、退院後はお茶の稽古を再開したりやなせの受勲祝賀パーティに出席できるほど回復したが、1日おきの注射が重荷となって投与を辞めていた[11]。
人物
小松暢を題材とした作品
- プレミアムドラマ『忘れないで夢を〜漫画家やなせたかしと妻・暢〜』(2013年1月12日、NHK BSプレミアム) - 演:石田ひかり
- NHK連続テレビ小説『あんぱん』(2025年度 上半期放送)- 演:今田美桜(役名:朝田のぶ → 若松のぶ → 柳井のぶ) ※小松とやなせをモデルとした作品[12][17]。