小菅修船場跡

長崎県長崎市小菅町にある国の史跡 From Wikipedia, the free encyclopedia

小菅修船場跡(こすげしゅうせんばあと)は、長崎県長崎市小菅町にある国の史跡船台式ドック、煉瓦造りの機械室、英国製巻上げ機などがらなる。遺構の外見からソロバンドックの名で親しまれている。

煉瓦造りの機械室
船台式ドック
小菅修船場跡の位置(日本内)
小菅修船場跡
小菅修船場跡

沿革

慶応2年4月西暦1866年5月頃)起工、明治元年12月1869年1月)に落成した日本初の西洋式ドックで、薩摩藩小松清廉五代友厚トーマス・グラバーらが計画して造られた。明治2年3月(1869年4月)に明治政府が買収し、長崎製鉄所所管となる(所長は平野富二)。明治4年(1871年)より工部省が管理した。新暦1884年(明治17年)より郵便汽船三菱会社が政府から借り受け、1887年(明治20年)には三菱所有となり、現在の三菱重工業長崎造船所の礎となる。1920年大正9年)閉鎖。

1937年昭和12年)より舟艇工場として復活し、1953年(昭和28年)まで活用された。

1969年(昭和44年)4月に国の史跡に指定。2009年平成21年)1月、「九州・山口の近代化産業遺産群」の一つとして世界遺産暫定リストに追加掲載され、2015年(平成27年)に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産に登録された。

ドック入りの方法

現在主流の乾ドックとはドック入りの手順が異なる。

  1. 入り江の浅瀬から陸上まで敷いた軌条に乗せた船台を浅瀬内(海面下)へ移動させる。
  2. 修理する船舶入り江まで回航し、海中の船台に乗せる。
  3. 陸上の巻き上げ機につながったロープを船舶に接続し、陸上まで引き揚げる。

修理後は逆の手順で進水させるものであった。

アクセス

参考文献

関連項目

外部リンク

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