尻腐病
From Wikipedia, the free encyclopedia
原因
カルシウム欠乏症によって起こる生理障害である[7]。カルシウム不足によって細胞壁・細胞膜の安定が失われ、細胞自体の膨圧によって変形、組織が壊死して病変する[6]。このとき、カルシウムは組織の先端ほど欠乏することから、特に尻の部分で症状が発生することになる[6]。
土壌自体のカルシウム不足よりも、植物自体のカルシウム吸収阻害、あるいは果実部にカルシウムが行き届かないといった原因による発生が多い[5]。土壌中にカルシウムが十分量含まれていても、高温・土の乾燥などカルシウム吸収が抑制される環境によって尻腐れが助長されることに注意する[7][6]。
なお、カルシウムは水溶性であることが多いため、降雨量が多い日本では土壌がカルシウム不足になりやすい傾向にある[8]。石灰資材を用いてカルシウムを補うだけでは解決せず、土壌のphを高めてしまう[6]。
