山王原大漁木遣唄
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山王原大漁木遣唄は小田原市内にある木遣唄のうちの一つである。名称は木遣唄であるが、大工の唄う木遣唄と全く異なり、元は網(主に定置網)を引き揚げる際に、呼吸を合わせるために漁師が唄っていた労働唄であるとされている。故に歌詞には『カンタ』『ブリ網』といった漁業由来の言葉が含まれる。歌詞にはいわゆる「大漁木遣唄」と「神社仏閣数え唄」の二系統がある。
漁業の近代化によって、以前は労働力集約型で、多くの人手を必要とした定置網漁業は、機械化による省力化が進んだ。このため労働唄として唄われることは現在全くないとされている。しかし、歌詞がめでたい内容であったことなどから、漁師が神輿を担ぐ際に唄っていたものが、現在神社祭礼唄として生き延びることになったと考えられている。
山王原大漁木遣唄は同地区の鎮守である小田原市浜町四丁目の山王神社の祭礼で唄われている大漁木遣唄であるが、多少の歌詞や掛け声の違いはあるものの、大漁木遣唄は小田原市内の他の神社(松原神社、居神神社、大稲荷神社)でも唄われている。