山田淳平

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山田 淳平(やまだ じゅんぺい、1985年 - )は、日本の歴史学者、文化財行政職員。専門は日本近世史雅楽史。奈良県文化財課主査。博士(文学)(京都大学)。

1985年生まれ。2018年平成30年)3月、京都大学より博士(文学)の学位を取得した[1][2]。奈良県文化財課に勤務し、同課主査を務める[1][3]

研究

研究分野は日本史で、研究キーワードとして寺社領、雅楽、日本、近世を掲げている[1][3]。近世の雅楽史、楽人集団、寺社・朝廷・幕府と楽人との関係、武家社会における雅楽受容などを主な研究対象とする。

2019年令和元年)には、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの紀要『日本伝統音楽研究』第16号に論文「近世における奏楽統制」を発表した。同論文は、近世社会における雅楽の普及を背景として、雅楽をめぐる奏楽統制のあり方を検討したものである[4]

2022年令和4年)には、『日本歴史』第893号に「徳川吉宗の琴楽再興――享保期朝幕関係の一齣」を発表した[5]。同論文により、2023年令和5年)7月、第24回日本歴史学会賞を受賞した[6][7]

著書

2024年令和6年)、単著『近世の楽人集団と雅楽文化』を吉川弘文館から刊行した[8][9]。同書は、2018年平成30年)に京都大学へ提出した学位論文『近世雅楽文化の研究』をもとに成稿されたものである[8]。内容は、近世三方楽所の成立過程、組織構造、楽人領、紅葉山楽人、奏楽統制、武家雅楽の普及、徳川吉宗による琴楽再興、大嘗会における雅楽曲再興などを扱う[9]

同書は、雅楽が近世に全国的かつ階層を越えて受容されるようになったことを前提に、朝廷・幕府・寺社を視野に入れ、楽人への支配関係、楽人の身分、参勤形態、素人門弟との関係を検討した研究書である[9]

受賞

主な著作

単著

分担執筆

  • 『はじめて学ぶ芸術の教科書 京都の歴史』京都芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎、2024年。山田は「二条城と禁裏御所」「維新前夜――動乱の京都」「コラム 江戸時代の雅楽をたずねて」を担当[1]

論文

  • 山田淳平「近世における奏楽統制」『日本伝統音楽研究』第16号、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター、2019年、148-170頁[4]
  • 山田淳平「徳川吉宗の琴楽再興――享保期朝幕関係の一齣」『日本歴史』第893号、吉川弘文館、2022年、1-17頁[5]
  • 山田淳平「享保年間における徳川吉宗の琴楽再興――思想と実践の結節点」『日本伝統音楽研究』第20号、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター、2023年、80-106頁[10]

書評・紹介

『近世の楽人集団と雅楽文化』は、刊行後、複数の学術誌・専門誌で書評・紹介の対象となった。『東洋音楽研究』第90号には出口実紀による書評が掲載され[11]、『藝能史研究』第248号には南谷美保による書評が掲載された[12]。また、『洛北史学』第27号にはルーベック・イアン栄による書評が掲載された[13]

さらに、『歴史評論』第904号には北原かな子による書評[14]、『日本史研究』第757号には西村慎太郎による書評[15]、『日本歴史』第933号には佐竹朋子による「書評と紹介」が掲載された[16]

脚注

参考文献

外部リンク

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