川島は、経済地理学の対象を経済現象すべてと広く捉えた上で、特に経済学方法論と、日本(とくに大阪)とイギリスを対象とした、実証研究や、政策論に注力した[7][8]。
経済学方法論では、初期には、戦前期日本で経済地理学に影響を与えていたカール・ウィットフォーゲルの所説の批判的検討を行い[9]、環境決定論、地人相互作用論、経済景観論などを徹底的に批判していった[10]。また、経済地理学の対象を限定的に捉える立場を批判して、「あらゆる経済現象の地域(空間)的展開、その展開がつくり出す、あるいは内包する地域(空間)的秩序あるいは構造を研究する科学」として経済地理学を定位した[11]。