平壌無軌道電車工場

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業種 無軌道電車(トロリーバス)車両の製造
設立 1953年
製品 トロリーバス車両
平壌無軌道電車工場
業種 無軌道電車(トロリーバス)車両の製造
設立 1953年
本社 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国平壌市
製品 トロリーバス車両
親会社 平壌市旅客運輸連合企業所
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平壌無軌道電車工場
各種表記
チョソングル 평양무궤도전차공장
発音 ピョンヤンムグェドジョンチャコンジャン
MR式 P'yŏngyang mugwedojŏnch'a kongjang
英語表記: Pyongyang Trolleybus Factory
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平壌無軌道電車工場(ピョンヤンむきどうでんしゃこうじょう)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌市にある無軌道電車(トロリーバス)車両の製造工場である。

同国最大のトロリーバス車両製造工場として知られている。

1953年に「平壌自動車修理工場」として設立された。その後1959年4月にトロリーバス車両製造に業種を転換し、併せて「平壌無軌道電車工場」へ改称された[1]。なお、1969年までは貨物自動車の修理を行っていた。

1961年に北朝鮮初の国産トロリーバス車両を製造した[2]

金日成は1961年の秋に当工場で生産中であったトロリーバス車両5両(平壌市無軌道電車1号線向け)を視察し、この後スターリン通り(現:勝利通り)と人民軍通りにてトロリーバス用架線の敷設工事が行われた。一連の出来事を記念したモザイク壁画が当工場の中庭に描かれている[3]

当工場で初めて生産されたトロリーバス車両は、1948年9月9日の北朝鮮建国にちなみ「千里馬9.11」と命名された。1970年にはトロリーバス車両の形式称号規則が制定され、これ以降に生産されたトロリーバス車両は、全て製造開始年に基づく形式名がつけられることとなった。

事業

当工場は平壌市旅客運輸連合企業所の傘下に置かれている。

当工場は北朝鮮を代表するトロリーバス車両製造工場として様々な車両を製造しているが、その技術水準は「原始的」であるとされており、機械化も進んでいないとされる。

1980年代中盤時点では車体製作に用いる金型プレス機が存在せず、作業員が車体の外板をハンマーでたたきながら成形していたため、完成した車体は凹凸の残る粗雑な仕上がりで、車内灯の配線は天井にむき出しのままであった[4]

その後2009年に当工場で製造された連節トロリーバス「千里馬091」にはVVVFインバータ制御が採用されたが、製造に必要な部品は中華人民共和国から輸入されていた[5]

当工場の製造車両の輸出実績はなく、全車が北朝鮮国内(平壌市の他、少なくとも南浦市[6]及び新義州市[7])で運用されていることが分かっている。

なお、1989年第13回世界青年学生祭典に際し、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の都市交通当局が当工場製の12m級トロリーバスに関心を示し、改良の上ロシア極東ハバロフスク市トロリーバスへ導入する計画が浮上したが、北朝鮮側の財政問題により車両が納入されず、計画は頓挫している。

この他、当工場製の車両の一部にはKarosa C 734及びIkarus 260と同一の特徴を有する車体が用いられている。

製造形式

1970年代に制定された形式称号規則に基づく付番は以下の通りである。

形式番号は3桁の数字で表され、最初の2桁が製造初年度(1986年製造開始の場合は「86」、2009年製造開始の場合は「09」)、3桁目が形式を示している[8]。また、製造された全車が形式番号の前に「千里馬」を冠している。

平壌無軌道電車工場製のトロリーバス車両
形式名 製造初年度 製造期間 車体形式 外形寸法(mm) 最高速度(km/h) 備考
千里馬9.11 1961 1961-1969 2ドア・単車 9500 × 2500 × 2890 45
千里馬9.25 1963 1963-1969 3ドア・連節車 13500 × 2500 × 2890 45 北朝鮮初の連節トロリーバス
千里馬70 1970 1970-1971 2ドア・単車 12000 × 2500 × 2970 45
千里馬72 1972 1972-1973 2ドア・単車 12000 × 2500 × 3270 45
千里馬74 1974 1974-1979 3ドア・単車 10850 × 2500 × 2970 65
千里馬80 1980 1980-1990 3ドア・単車 11500 × 2500 × 2910 45
千里馬84 1984 1984-1986 4ドア・連節車
千里馬862 1986 1986-1989 4ドア・連節車
千里馬901 1990 1990-1995 3ドア・単車 11500 × 2500 × 3060 65 主電動機出力の差により別形式扱い
千里馬902
千里馬903 1990-2003 4ドア・連節車
千里馬951 1995 1995-? 2ドア・単車 Ikarus 255.74の車体流用ないし模倣、1両のみ製造
3ドア・単車 Ikarus 260と同一の車体
千里馬952 4ドア・連節車 Ikarus 280Tと同一の車体、25両製造
千里馬961 1996 1996-1997 3ドア・単車
千里馬971 1997 1997-200? 4ドア・連節車
千里馬973 1997-2009 2ドア・単車 65 Karosa C 734と同一の車体
3ドア・単車 Karosa B 731と同一の車体
千里馬011 2002 2002-? 3ドア・単車
4ドア・連節車
千里馬091 2009 2009-? 3ドア・連節車 17625 × 2550 × 3140 86 北朝鮮で初めてトラクション・コンバータを搭載したトロリーバス車両、中国製部品使用

定員180名(うち座席定員36名)

ギャラリー

脚注

外部リンク

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