平野未来

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平野 未来(ひらの みく、1984年1月23日 - )は、東京都出身の株式会社シナモン代表取締役社長、日揮ホールディングス社外取締役。世界経済フォーラムのYoung Global Leader選出。

学歴と研究:東京都出身。2006年お茶の水女子大学理学部情報科学科卒業、東京大学大学院工学系研究科修士課程で人工知能の研究に従事し、2009年に修士号(工学)を取得した。[1]在学中の2005年と2006年には、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏ソフトウェア創造事業に2年連続で採択されている。[2][3]学生時代には「レコメンデーションエンジン」や「複雑ネットワーク解析」など先端的テーマに取り組んだ。[4]

起業とネイキッドテクノロジー:大学院在学中の2006年、友人とともに株式会社ネイキッドテクノロジーを創業。スマートフォンや従来型携帯電話(ガラケー)でアプリ開発を可能にするミドルウェアを開発・提供し、技術系スタートアップとして事業を開始した。当初はSNS上の人間関係を分析するソーシャルグラフを用いたマーケティングエンジンを手掛けたが市場の反応は乏しかった。その後、HTMLでマルチOS対応アプリを作れる自社ミドルウェアをきっかけに事業が成長。ネイキッドテクノロジーは創業5年後の2011年にミクシィ社へ売却されている。[5]

・スパイシー シナモンの創業:2012年10月、シンガポールに拠点を置き、2社目となる「スパイシー シナモン」を創業した。当初は写真に吹き出しを付けて会話するチャットアプリなどのプロダクト開発に挑戦し、開発拠点もベトナム・台湾へ拡大するなどアジア市場を開拓した。しかし初期のアプリ事業はいずれも大きな成功に至らず、現地採用の人材を半数以上手放すなど苦境に陥った。[6]

・株式会社シナモンの創業:会社存続の危機に直面する中、日本へ戻り新規顧客の開拓に奔走した。世間でAIブームが起こり始めていたため、自身のAIの知見を売り込んだところ反響が大きく、事業方針を大きくAIソリューションへと転換し、「株式会社シナモン」を国内で創業した。[6]2017年には非定型文書の自動読み取りシステム「Flax Scanner」を発表。保険や金融の大手企業を中心に導入され、業績が向上した。以降、Super RAGなど業務の煩雑さを軽減するAIプロダクトを開発し、「ホワイトカラーの生産性向上」を掲げて企業のデジタルトランスフォーメーション (DX) を支援する事業を展開している。[7]

・グローバル展開:シナモンAIは本社のある東京に加え、ベトナム(ハノイ・ホーチミン)に拠点を設置し、グローバル展開している。特にハノイにはAI人材を集めた研究開発ラボを構築し、現地トップ大学から採用した若手リサーチャー約100名がAI製品開発を担っている。積極的な教育を行うことでAIリサーチャーを海外で安定的に確保し、最新技術を用いた開発と低コストを両立させている。[8]2019年までに野村ホールディングスや住友商事などから累計16億円以上の資金調達を行った。[9]

・公的役職: 2020年、内閣官房IT総合戦略室本部員および内閣府税制調査会特別委員に就任。[10]2021年には内閣府の経済財政諮問会議専門委員[11]、経済産業省の経済産業政策新機軸部会委員、内閣官房「新しい資本主義実現会議」有識者構成員に選任された。[12]さらに2022年には経済産業省「レジリエンス社会の実現に向けた産業政策研究会」に座長として参画し、気候変動など社会課題解決に向けた産業戦略の提言に取り組んでいる。このほか東京大学工学部アドバイザリーボード委員[13]など学術・産業界のアドバイザリーも務める。

人物評価

受賞・選出歴

脚注

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