幸福のアラビア

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1596年の中東とインド洋の地図。ヤン・ホイフェン・ヴァン・リンスホーテンによるもの。

幸福のアラビア(こうふくのアラビア、ラテン語:Arabia Felix、アラビア語:العربية السعيدة)とは、以前地理学者が南アラビア[1][2]もしくは現在のイエメンを説明する際に使用していたラテン語の言葉である[3]

ラテン語としての「Arabia Felix」はヘレニズム時代のギリシャ語「Ευδαίμων Αραβία」の、キュレネエラトステネスに由来するローマ語訳である「Eudaimon Arabia」に由来する[4][5]Felixとは「豊穣、肥沃」や「幸福、幸運、祝福」という意味があり、実際に幸福のアラビアという言葉が指定する地域はアラビア半島で最も灌漑が発達していた。イエメンを指す「Arabia Felix」は[6]ローマ帝国がアラビア半島を「Arabia Deserta」、「Arabia Felix」、「Arabia Petraea」の3つの地域に分けた際に使われた。

フランスで使われていた同意義の用語「L'Arabie Heureuse意:ハッピーなアラビア)」はラテン語の「Arabia Felix」の稚拙な翻訳から来ていると言われている。

地形

アラビア半島の南西端は、古代には降雨量が多かったため、他の地域よりも緑地が多く、生産性の高い田畑が広がっていた。高い山頂や斜面は多くの植物を支え、ワディと呼ばれる河床が他の土壌を肥沃にするのに役立っていた[7]

歴史

脚注

外部リンク

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