猿渡という男を語り手とした(一部例外あり)短篇の連作。ホラーともミステリーともつかぬ不可思議なストーリー、主人公猿渡の飄々とした語り口(作者曰く、「センテンスの長い、饒舌で脇道に逸れがちな、それでいて度忘れの多い文章」)が特徴である。
各短編は時系列順には収録されておらず、『猫ノ眼時計』巻末の年表で正確な時系列を確認することが出来る。
2012年刊行の第3巻『猫ノ眼時計』で完結とされていたが、2019年11月、著者の開講する文章講座の同人誌『エビス・ラビリンス』に、新作短篇「エルビスさんの帽子」が寄稿された。