幽霊画 From Wikipedia, the free encyclopedia 幽霊画(ゆうれいが)とは、江戸時代から明治時代にかけて描かれた日本画や浮世絵の様式のひとつ。幽霊絵ともいわれ、あらゆる絵画の中でも最も難しい技法とされる。 文字通り死者の魂、幽霊を描いた絵を指す。一つのジャンルをなすほどに多く描かれており、怪異物で知られる葛飾北斎、歌川国芳、月岡芳年らが多くの作品を残している。ただし鶴屋南北の『東海道四谷怪談』が流行して以来、南北の影響は錦絵の上においても顕著で、この「四谷怪談」だけでも北斎の「百物語」をはじめとして、歌川国貞、豊原国周、河鍋暁斎、伊藤晴雨など、幕末から明治時代にかけて多数のお岩が描かれることになった。 『幽霊図(お雪の幻)(英語版)』円山応挙筆カリフォルニア大学バークレイ美術館(英語版)所蔵 参考文献 吉田漱 『浮世絵の見方事典』 北辰堂、1987年 辻惟雄監修 『幽霊名画集 全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション』 ぺりかん社 ISBN 4-8315-0680-X(普及版は1999年 ISBN 978-4-831-50887-4。後にちくま学芸文庫で文庫化、2008年 ISBN 978-4-480-09166-6) 関連項目 円山応挙 - 「足のない幽霊」を描いたことで知られるが、その確証ある遺作は究めて少ない。 久渡寺 - 円山応挙の幽霊画「返魂香之図」を所蔵 三遊亭圓朝 - 幽霊画のコレクターとしても知られる。 全生庵 - 三遊亭圓朝の墓があり、圓朝の蒐集し、戦災による焼失を免れた幽霊画コレクションを収蔵しており、圓朝まつりの際に公開される。 松井冬子 - 幽霊画をモチーフのひとつとする、1974年生の日本画家。 幽霊画コレクション - 個人による幽霊画のコレクション。 Related Articles