幼い頃から「世界を見たい」という夢を抱いていたが、それを叶えたのは意外に遅い。すでに結婚もしていた33歳で米スタンフォード大に2年半留学した。この時「気持ち次第でやりたいことが実現できると感じた」ことが転機に。46歳でUNESCOの管理職ポストに応募し合格。夫や2人の息子とヨーロッパに渡った。以来、同機関や途上国の工業開発を支援するUNIDOで15年以上キャリアを積んだ。外務省から打診を受けてモロッコ大使に就いたのは、2006年末。10年2月まで約3年3カ月同職を務めた。……20年近く国際機関や外交の舞台で活躍したが「決して語学が得意だったわけではない」と笑う。「世界で一番話されている言葉は『ブロークンイングリッシュ』。言葉の正しさよりもまずは自分の主張があり、それを伝えたいという気持ちが大切」という。
(広瀬晴子さん「モロッコの魅力知って」『タウンニュース 鎌倉版』2016.03.18より引用[4]。)