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廃用身

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『廃用身』(はいようしん)は、久坂部羊による日本の小説。2003年5月23日に幻冬舎から刊行され[1]、2005年4月21日に幻冬舎文庫から文庫本が刊行された[2]。2026年に映画版が公開された[3]。

概要 廃用身, 著者 ...
廃用身
著者 久坂部羊
発行日 2003年5月23日
発行元 幻冬舎
ジャンル サスペンス小説
医療
国 日本の旗 日本
言語 日本語
形態 B6判
ページ数 323
コード ISBN 978-4-344-00340-8
ISBN 978-4-344-40639-1(文庫判)
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概要

前半は、医師・漆原糾が出版社の編集部長・矢倉に説得されて執筆した「Aケア」の経緯を綴った原稿という形を取っており、後半では、前半の原稿が漆原の遺稿であったこと、漆原の過去や「Aケア」報道に対する対応などが、矢倉の視点で語られる。

漆原による前書き、矢倉による巻末解説や奥付なども書かれており、本の中に本があるような作りになっている。

タイトルの「廃用身」とは、脳梗塞などで麻痺し、リハビリをしても回復が見込めない、動かない手足のこと[3][4](「廃用身」「Aケア」ともに作中における造語)。

あらすじ

老人のデイケア医療に携わる医師・漆原はある日、介護医療の一環として「麻痺した手足=廃用身の肢切断」という画期的な治療法を思いつく。職員と話し合いを重ね、患者の同意を得て、手術は行われた。

切断後、その患者を担当するケアマネージャーの肉体的負担は軽減され、被介護者である患者は邪魔な部分がなくなり、心身ともに身軽になり、その予想以上の変化は漆原を大いに驚かせた。

廃用身の切断はやがて、「切断」を意味するラテン語“amputatio”(アンプゥターティオー)、あるいはそこから派生した近代欧文“amputation”(英 アンピュテイション; 独 アンプゥタツィオーン; 仏 アンピュタシヨン)の頭文字を取って「Aケア」と呼ばれるようになり、10人を越す患者がこの処置を受けた。老人性のうつ症状や痴呆の症状が改善される人々を見て、漆原は「Aケア」に未来を感じる。

だがその矢先、漆原の行為は医療ジャーナリストによって、“患者の手足を切る悪魔の所業”などと書き立てられ、マスコミの耳目を集める。

登場人物

漆原 糾(うるしはら ただす)
大学病院に勤めていた時、日本の終末期医療の配慮のなさに疑問を感じ、ノイローゼになりかけるほど悩む。折よくWHOが海外派遣研究員の募集をしていたため、それに応募した。5年間ニューギニアでマラリア防疫の研究に従事した後帰国するが、大学の医局には戻らず、神戸に新しくオープンする老人デイケアクリニック「異人坂クリニック」の医師となる。「Aケア」(廃用身切断)という治療法を思いつき実行に移す。
矢倉 俊太郎(やぐら しゅんたろう)
向幻社の編集部長。「Aケア」を受けた女性の手記を読み、漆原に取材を申し込み、「Aケア」に感銘を受け、本の出版を持ちかける。映画版では介護対象の母親を持つ設定が追加されている。

書誌情報

映画

概要 廃用身, 監督 ...
廃用身
監督 𠮷田光希
脚本 𠮷田光希
原作 久坂部羊
製作 楠智晴
藤井宏二
製作総指揮 川村英己
出演者 染谷将太
北村有起哉
瀧内公美
廣末哲万
中村映里子
中井友望
吉岡睦雄
六平直政
音楽 世武裕子
撮影 志田貴之
編集 古川達馬
制作会社 アークエンタテインメント
製作会社 日誠不動産
配給 アークエンタテインメント
公開 日本の旗 2026年5月15日
上映時間 125分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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2026年5月15日に公開された[5]。監督・脚本は𠮷田光希、主演は染谷将太[3]。PG12指定[6][7]。

キャスト

スタッフ

脚注

関連項目

外部リンク

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