弧 (幾何学) From Wikipedia, the free encyclopedia 平面における弧の一例 円周の一部分を円弧または単に弧という 幾何学における弧(こ、arc)とは、大まかには曲線のつながった一部分のことであるが、より抽象的な概念に一般化される。初等幾何学においては円周の弧を指すことが多く、そのことを明確にしたい場合には円弧と呼ぶ。 元々、日本語としての「弧」は、木の弓またはその形状を意味する。 位相空間論における弧とは、閉区間 [a, b] から位相空間 X への連続写像 γ、もしくはその像のことである[1]。弧状連結の概念を定義する際に現れ、その文脈では道(みち、path)と呼ばれることも多い。 定義において、閉区間を単位区間 [0, 1] に限る場合もあるが、どちらの定義も同等であることが直ちに従う。X として3次元ユークリッド空間 R3 を取れば、その場合の弧とは、空間曲線の連結な一部分であり、日常的な語の意味に近くなる。さらに、γ として全単射であることを要請することが多く、その場合の弧は、「自己交叉を持たず、閉でもなく、始点と終点を持つ曲線」である。 現実世界における具体例として、地球の大圏(あるいは大楕円(英語版))の一部は、大圏コースと呼ばれる。 円弧 上記の定義の特別な場合として円弧を得るには、全単射連続写像 γ : [0, 1] → R2 として γ ( t ) = ( r cos ( α ( 1 − t ) + β t ) , r sin ( α ( 1 − t ) + β t ) ) {\displaystyle \gamma (t)=(r\cos(\alpha (1-t)+\beta t),\,r\sin(\alpha (1-t)+\beta t))\,} を考えればよい。ここに、r (r > 0) は円の半径、α, β (α < β) は始点および終点の偏角であって、中心角は β − α となる。 円弧の長さ L は半径と中心角より求まる 半径 r、中心角 θ の円弧の長さ L は L = r θ {\displaystyle L=r\theta \,} で与えられる。ただし、角の大きさは弧度法で与えているものとしている。度数法によって、α 度と与えられているならば、θ と α は θ = α 180 π {\displaystyle \theta ={\frac {\alpha }{180}}\pi } の関係にあるため、 L = π r α 180 {\displaystyle L={\frac {\pi r\alpha }{180}}} となる。 脚注 ↑ 松坂 p. 202 参考文献 松坂和夫『集合・位相入門』岩波書店、1989年 ISBN 978-4000054249 関連項目 扇形 弦 (数学) ⌒ - 弧を表す記号 弧長 子午線弧 シュトルーヴェの測地弧 外部リンク Margherita Barile and Eric W. Weisstein. "Arc". mathworld.wolfram.com (英語). Related Articles