彌勒 MIROKU
稲垣足穂の小説を原作とする日本映画
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概要
京都芸術大学(当時:京都造形芸術大学)映画学科の映画製作プロジェクト「北白川派」の第四弾として、プロの映画スタッフと共に映画学科の学生たちによって創られた[1]。監督・脚本は京都出身で、同大学映画学科の設立に尽力し、教授および学科長として教鞭を執ってきた林海象[3]。出演者も「第一部 少年編」では、当時在学中の土村芳、大西礼芳、土居志央梨ら学生たちが夢見る少年役を演じ、「第二部 青年編」では、永瀬正敏、井浦新、佐野史郎らプロの俳優たちが、夢のなれの果ての登場人物を演じた[1]。
原作は稲垣足穂の小説「彌勒(弥勒)」。稲垣足穂文学、初の映画化となる。稲垣足穂の小説は何人も映画化を試みたが、原作の持つ創造性の強烈さ、哲学性の深さ故に映画化は不可能とされ、原作権を守っている御遺族も、その映画化を許可してこなかった[1]。少年の頃から稲垣足穂を愛読し、映画監督になってからも「彌勒」の映画化を夢み、独自に脚本を書き続けていた林海象は、御遺族と会う機会を得て、長い話し合いの上、映画化の許可を受けた[1]。しかし、その後も映画化は実現されることなく十数年が経ったが、北白川派芸術運動の一作として創る機会が得て実現に至った[1]。
本作は、映画に音楽が入っている「映画版」と、音楽が入っていない「生演奏版(Film orchestra ver.)」の2つある[1]。「生演奏版」は音楽家・渡邊崇率いる「Sound on Film」の音楽家たちによる生演奏と共に、映画上映というよりもコンサートに近い興行として上映された[1]。2013年7月20日の京都文化博物館別館ホール、21日の京都芸術劇場 大劇場・春秋座を皮切りに神戸、青森、横浜、東京、宮崎の6都市で公演された[4]。「映画版」は10月26日から横浜シネマ・ジャック&ベティでのロングラン上映を皮切りに、東京・京都ほか全国12都市で上映された[4]。
キャスト
スタッフ
出典:[6]
- 原作:稲垣足穂「彌勒」
- 監督・脚本:林海象
- 製作:北白川派
- プロデューサー:高橋伴明
- 撮影監督:長田勇市(J.S.C.)
- 撮影:藤本啓太
- 照明:豊浦律子
- 音楽:渡邊崇
- 録音:浦田和治
- 録音助手:倉貫雅矢
- 音響効果:帆苅幸雄
- 編集:鈴木歓
- 美術監督:竹内公一(A.P.D.J)
- 美術助手:大須賀文香、堀千夏
- 装飾:嵩村裕司(A.P.D.J)
- 特殊メイク・造形:宗理起也
- 特殊視覚効果:伊藤高志
- 衣装:辻野孝明
- 衣裳助手:金紗耶
- メイク:小沼みどり
- 監督補:北浦寛之
- 助監督:関谷崇
- 監督助手:坂野達哉
- 制作:山内源太
- ポスターデザイン:大月雄二郎
- 宣伝サポート:河村充倫 / theatre tokyo(シアタートーキョー有限責任事業組合)
- 配給:ミロク革命社