当りや大将
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| 当りや大将 | |
|---|---|
| 監督 | 中平康 |
| 脚本 | 新藤兼人 |
| 原作 | 新藤兼人 |
| 出演者 |
長門裕之 中原早苗 轟夕起子 浜村純 |
| 音楽 | 黛敏郎 |
| 撮影 | 姫田真佐久 |
| 編集 | 丹治睦夫 |
| 制作会社 | 日活 |
| 配給 | 日活 |
| 公開 |
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| 上映時間 | 87分 モノクロ / シネマスコープ・サイズ |
| 製作国 |
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| 言語 | 日本語 |
『当りや大将』(あたりやたいしょう)は、1962年に日活が製作・配給した日本映画。新藤兼人のオリジナル脚本(原作)を中平康監督が映画化した風刺喜劇で、1960年代の大阪・釜ヶ崎(現・あいりん地区)のドヤ街を舞台に、当たり屋稼業で日銭を稼ぐ「大将」と周囲の人々の姿を描く。主演は長門裕之。相手役に中原早苗、轟夕起子、浜村純らが顔を揃える[1]。
大阪・釜ヶ崎。通称「大将」は、車にわざと当たって金をせしめる当たり屋の名人。日雇い労働者や古物商がひしめく街で仲間と博打に明け暮れる日々を送っていた。そんな大将は、ホルモン鍋屋の「おばはん」や、ベンテンのお初といった顔なじみとつるみながら、したたかに生きている。
ある時、大将はお初に入れあげ、さらに博打で負けを重ねるうち、「おばはん」が息子チビ勝のために貯めた十八万円に目をつけて騙し取り、遊興費に使い果たしてしまう。ショックを受けたおばはんは事故で命を落とし、残されたチビ勝の姿に大将は良心の呵責に苛まれる。大将は賭場となっている空き地に子供たちのためのブランコをこしらえ始めるが、ならず者に壊され続ける。そこで鉄製のブランコを作る資金を得ようと、再び当たり屋に挑んだ大将は本当に車にはねられて帰らぬ人となる。大将の死を無駄にしまいと、街の人々と警察は空き地にブランコを建てるのだった[1]。