影なき狙撃者
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『影なき狙撃者』(かげなきそげきしゃ、The Manchurian Candidate)はリチャード・コンドンによる1959年のスパイ小説。朝鮮戦争で捕虜となり、洗脳を受けて米国に帰国した政治一家の息子が、共産党の暗殺者として暗躍するという、冷戦をモチーフにしたストーリー。原題は「満州からの候補者」の意。
| 影なき狙撃者 | ||
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| 著者 | リチャード・コンドン | |
| 訳者 | 佐和誠 | |
| 発行日 |
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| 発行元 |
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| ジャンル | スパイ小説 | |
| 国 | アメリカ合衆国 | |
| シリーズ | ハヤカワ文庫 | |
| 形態 | 文庫本 | |
| ページ数 | 479 | |
| コード | ISBN 978-4150410247 | |
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洗脳、スパイ、要人暗殺などという発表当時は斬新な題材が盛りこまれており、ジョセフ・マッカーシーによる「赤狩り」が吹き荒れていた1950年代米国の不安を浮き彫りにした作品[1]。後に米国では、原題を小文字にしたManchurian candidateが「洗脳された人」という意味を持つようになり、2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、民主党候補者のバラク・オバマは隠れイスラム教徒、共和党候補者のジョン・マケインはベトナム戦争中、北ベトナムで捕虜になっている間に洗脳されたとして、それぞれ保守派からManchurian candidateだと中傷された[2]。
1962年に同名で、また、2004年には『クライシス・オブ・アメリカ』のタイトルで二度映画化された。