彼女の時
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前作『リラのホテル』から約2年後、ポニーキャニオンからミディへ移籍し、ミディのレーベル「Dear Heart」からリリースした、セカンド・ソロ・アルバム[1]。
かしぶち曰く「女性をテーマにしたアルバム」とのことで[2]、かしぶちと縁の深い女性ミュージシャン3人をゲストに迎えて制作された。前作は全面的に矢野顕子とのデュエット曲で構成されていたが、本作でもその路線を踏襲し、矢野顕子、大貫妙子、石川セリが参加した[1]。
大貫妙子は前作『リラのホテル』および、前作のレコ初ライブとして渋谷公会堂で開催された「『リラのホテル』コンサート」にも参加している。また石川セリは、かしぶちが楽曲を提供しアルバムプロデュースも手掛けるなど結びつきが強い女性歌手である。
- 「眩暈」は、かしぶちのソロボーカル。曲名の読みは「めまい」。
- 「柔らかなポーズ」では、矢野、大貫、石川の3人が美しいハーモニーを聴かせるが、アーティストとして独自の世界を確立した3人が一緒に歌って録音するのは困難で、結局は1人ずつバラバラに録音して多重録音によりコーラスにまとめた[1]。
- 「DIALOGUE」は、その名のとおり男女の会話形式の曲で、『リラのホテル』路線の矢野顕子とのデュエット。
- EP盤でシングルカットされた「彩 夏 夢 (いろ なつ ゆめ) 」は、石川セリへの提供曲[3]のセルフカバーで[1]、そのため女性の一人称形式の歌詞となっている。かしぶちのソロボーカル。
- 「緑の果て」は、大貫妙子とのデュエット。
- 「S・EX (SENSUOUS EXPERIENCE) 」は、ムーンライダーズのアルバム『AMATEUR ACADEMY』収録曲のソロバージョンで、石川セリとのデュエット[1]。
なお、かしぶちは当時のインタビューで「今後ソロは1年1枚のペースで展開する」と述べていたが、次作のソロ・アルバム『fin 〜めぐり逢い〜』は1993年5月26日のリリースとなり、7年も後になってしまった[1]。