彼女は戦争妖精
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ある日、ほぼ一人暮らし(正確には1年の大半を海外で過ごす叔父との二人暮らし)の高校生、宮本伊織の家に大きな木箱が届けられた。宛てはなんと行方不明の父親からのものだった。だが、発送されたのは7年前で、その間は何かの手違いで港の倉庫に眠っていたのだという。木箱を開けると中身は未使用の棺だった。そしてその棺の中にはビスクドール、かと思いきや生きている少女が眠っていた。その少女―クリスタベル―は自らをウォーライクと名乗り、エリジウムに帰らなくてはならないと伊織に告げる。
最初はクリスタベルの発言を疑い、邪険に扱っていた伊織だが、買い物帰りに不穏な世界に取り込まれ、いきなり槍を持ち、常人とは思えぬ力を使う男に襲われる。そして逃げ続ける伊織にクリスタベルはそっとキスをすると、自分の影の中へと潜り込み剣となって現れた。困惑する伊織にどこかから声が飛んできた。早くその剣を取れ、と言われる。
そして決着をつけた伊織のもとに見覚えのある女―美術教師の早瀬薬子―、声の正体の人物がやって来た。薬子もウォーライクを連れていた。そして伊織は薬子にウォーライクとは何なのかを教えてもらう。
伊織はクリスタベルを守るために、二人で平穏に暮らすために様様な敵に立ち向かっていくファンタジー物語である。
登場人物
- 宮本伊織(みやもと いおり)
- 本作の主人公。黒髪眼鏡の高校1年生。基本的真面目な性格で、頭もいい方で宿題を忘れるなどは滅多にない。クリスタベルの鞘の主。常葉とは戦友だがだんだんと恋に発展していく。
- クリスタベル
- 本作準主人公。金髪碧眼の美少女で伊織とパートナーのウォーライク。とても幼い性格でリリオーヌと仲が良い。変形すると青白い剣になる。
- 大路常葉(おおじ ときわ)
- 伊織の戦友で(後々は好きになってしまう)高校2年生の先輩。リリオーヌの鞘の主で、学園でば王子゙と呼ばれるほど人気。頭が良く成績もいい。お金持ちで和風の屋敷に住んでいる。だがピンクやフリルなどが好きな一面もある。
- リリオーヌ
- 常葉のパートナー。無口で口癖が「ぬぅ」。クリスタベルと仲が良くいつも遊んでいる。変形すると白銀のグレイブになる。
- 早瀬薬子(はやせ くすこ)
- 三日月学園の美術教師であるとともにエルクドゥーンの鞘の主。学園ではいつも貧乏くさい恰好をしているがかなりのお金持ち。
- エルクドゥーン
- 薬子のパートナー。見た目は美少女だが実は男の子。薬子の趣味で女装をさせられている。喋り方が特徴的で江戸っ子という感じ。変形すると長大な剣と化す。
- 牧島さつき(まきしま さつき)
- 伊織と中学生からの幼馴染でクラスメイト。その頃から伊織のことが好きでよく本を借りる仲だった。物静かだが気強い一面ももっている。後々鞘の主となる。