復氷
From Wikipedia, the free encyclopedia
復氷(ふくひょう)は、ある種の固体に圧力を加えると融解し、圧力を取り去ると再凍結する現象。マイケル・ファラデーにより発見された。
復氷は水のように凍ると膨張する性質を持つ物質で起きる。このような物質では、融点が外部圧力の増加とともに下がるからである。
水の場合、融点は1atmごとに0.0072 °C下がるため、例えば−4 °Cの氷に500atmを加えると融解する。[1]。
復氷は、氷塊の周りを細いワイヤをくくり、ワイヤに重りを垂らす実験で観察できる。ワイヤの圧力によってその部分の氷が溶けるので、ワイヤがブロック全体を通りぬける。一方で、ワイヤが通過した部分には圧力がかからなくなるため、溶けた氷はもどり、氷塊はワイヤが通り抜けた後も固体のままである(なお、この実験は本質的には妥当であるが、ワイヤが氷を通り抜ける過程の詳細は複雑である[2])。
復氷の例
氷河はその下面に十分な大きさの圧力をかけ、氷の融点を下げることがある。氷河の底で氷が溶けることで、高地から低地に移動することができる。空気の温度が水の凝固点を超えると、低い標高で氷河の底から液体の水が流れることがある。

