徳永兼一郎
From Wikipedia, the free encyclopedia
父はヴァイオリニストの徳永茂、妻はピアニストの徳永扶美子。また、 弟はヴァイオリニストの徳永二男。
6歳より小野アンナにヴァイオリンを学び、10歳でチェロに転向し、斉藤秀雄に師事する。その後、桐朋学園大学に入学するも、1964年に中退してNHK交響楽団に入団し首席奏者となる。
1973年、さらに研鑽をつむためドイツミュンヘンへ留学しワルター・ノータスに師事。NHK交響楽団の首席奏者として活躍すると同時に、NHK交響楽団のメンバーで構成された東京八重奏団の一員として室内楽にも活躍し、東京音楽大学と桐朋学園大学で後進の指導にもあたった。
演奏家として円熟期を迎えていたが、1991年に癌を発症する。その後も治療を受けながら演奏活動を続けるが、次第に病状が悪化。1996年5月17日、神奈川県内のホスピスで死去。55歳没。
亡くなる直前の3月にホスピスで開いた小さな演奏会の様子が映像に残されており、11月17日に「にっぽん点描 最期のコンサート~あるチェロ奏者の死」(NHK総合)として放送された[1]。また、この演奏会についてのエピソードが「最後のコンサート ― チェロ奏者・徳永兼一郎」として道徳の教科書に採用されている[2]。また、日本音楽コンクールでは2001年より「徳永賞」が創設され、チェロ部門の最優秀賞に贈られている[3][4]。