忘憂清楽集
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内容
書名
書名の「忘憂清楽」は、徽宗が囲碁(棋)について詠んだ詩である、
- 忘憂清楽在枰棋
- 仙子精攻歳未笄
- 窓下毎将図局案
- 恐防宣詔較高低
にちなんだもの。
棋論
- 「棋訣」宋代を代表する国手、劉仲甫による四編。布石(布置)、シノギ(侵凌)、戦い(用戦)、捨て石(取捨)について。
- 「棋経」仁宗の時代の翰林学士張擬による十三編。「棊経十三篇」などとも表記される。棋局、得算、権輿、合戦、虚実、自知、審局、度情、斜正、洞微、名数、品格、雑説などについて。
- 「論棋訣要雑説」張靖による。
棋譜
19局の棋譜が集められている。
- 「孫策詔呂範弈棋局面」196年の孫策と呂範の対局。最古の棋譜とされるが、偽作との説もある。
- 「晋武帝詔王武子弈棋局面」
- 「明皇詔鄭觀音弈棋局図」
- 「諸國手野戰轉換十格図」
- 「遇仙図」劉仲甫の棋譜
- 「爛柯図」西晋に王質という木こりが山中で二人の童子の碁を見ていたところ、気付いたら斧の柄が腐っていたという故事に基づく。
またこれらの記録から、当時は「切り賃」ルールが適用されていたことが判る。
その他
定石、詰碁などが収められている。
唐代の名手で、玄宗の棋待詔であった王積薪が発見したという妙手「一子解二征」も収められている。
白からの2つのシチョウを、黒1の1手で防いでいる。