折々のうた
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『朝日新聞』の創刊100周年を記念してスタートした。著者によると、前年の暮秋に学芸部から、200字程度のスペースで毎日、詩歌の鑑賞を行うようにとの依頼があったという。これに対して著者は当初、難色を示していたものの、「採りあげる作品を短歌、俳句に限らない」という条件で連載をはじめた[1]。引用する作品は2行まで、解説部分は180字までという制約の中、2年ほど連載しては、1年休載するというペース(2002年〜2003年[2]以後は1年ごとに休載)で続けられた。全6762回[3]。
『万葉集』や松尾芭蕉などの著名な古典はもとより、出版されてまもないもの、小中学生によるもの、時事問題を扱ったもの、他分野の著名人が残したもの、外国人によるものからも選ばれており、その博捜ぶりには定評があった[4]。
新聞のトップに、詩歌についてのコラムが置かれるのは、日本はおろか世界的にも異例のことだったようで、実際、海外の詩人やマスコミからも驚かれたという話を大岡はしている。このようなコラムが可能なのも、日本に短詩型文学の伝統があってこそのことだとも書いている。
連載当時、大岡のもとには、全国の詩歌人から結社誌・同人誌をはじめとする雑誌類が大量に送られていた[2]。なお、採りあげる作品はすべて句集・歌集・詩集から選考され、雑誌から選ばれることはなかった[2]。
また1983年からは『折々のうた 講演会』が年4回行われていた。当初は丸の内の東商ホールでの開催だったが、1984年10月に有楽町朝日ホールがオープンして以降は、朝日ホールに会場を移して2007年7月3日開催分まで全98回行われた[5]。
岩波新書で『折々のうた』全10巻、『新折々のうた』全9巻が刊行された(『折々』、『新折々』シリーズ総索引も各・出版)。著者没後に、岩波新書で選集5冊(俳句は長谷川櫂・和歌は水原紫苑・詩と歌謡は蜂飼耳 編)が刊行された。なお新書版では、評釈部が210字までとなっており、その範囲内で新聞掲載時の文章に手を入れている。
朝日新聞社で『新編折々のうた』として単行版5冊、朝日文庫6冊が刊行。
ジャニーン・バイチマンによる英訳版は、Katydid Press と講談社インターナショナルで、出版されている。
その他の朝日新聞1面コラム
出典
- ↑ 「あとがき」『折々のうた』岩波新書、1980年、185-186頁。(1980年3月21日発行の第1刷を参照した)
- 1 2 3 「あとがき」『新 折々のうた 7』岩波新書、2003年、187-189頁。ISBN 4-00-430865-8。
- ↑ “大岡信さん「折々のうた」最終回 6762回、惜しむ声”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2007年3月31日). オリジナルの2016年8月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160816060540/http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200703300355.html
- ↑ 一例として、『現代詩読本 大岡信』思潮社におさめられている向井敏「紙上の花吹雪――『折々のうた』書評」
- ↑ “「折々のうた 講演会」足かけ25年 来月で幕”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 26. (2007年6月6日)
- ↑ 「折々のうた」休載します 「けさの鳥」5月から登場、朝日新聞社、2003年4月23日。
- ↑ ◇◆◇2005.5.31日更新◇◆◇、ASA大倉山 - 2019年3月18日閲覧。
- ↑ asahi_csrのツイート(582511015885037568)
- ↑ 朝刊1面連載「折々のことば」に反響続々、PRTIMES(朝日新聞社)、2015年4月17日 9時30分。
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