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文化依存症候群

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文化依存症候群(ぶんかいそんしょうこうぐん、culture-specific syndrome、文化結合症候群とも言う Culture-bound syndrome)とは、1994年に発行された、アメリカ精神医学会の『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版(DSM-IV)において定義される、ある地域、民族、文化環境において発生しやすい精神障害の事を指した。

第5版(DSM-V)では削除されているが、その文化特有と考えられていた表現や説明が他の文化でも見られたためである。このような分類により、障害が特定の文化に限定されるのではなく、医療と治療を改善するために、各文化においてなぜその症状があるのか、苦痛の原因をより深く認識することを目的としている[1][2]。

歴史

「文化結合症候群」の言葉を最初に用いたのは、香港の精神科医・Pow Meng Yapである[3]。1967年のことであった。culture-bound reactive syndrome、culture-bound syndrome (CBS) という言葉を用いている。

しかし、以前のエミール・クレペリン, Yap, Kievを経て今日に至る概念である。西方世界 (Western World) からみた、クレペリンらの珍奇な精神障害のラタの発見から始まった。

19世紀末、代表的な文化依存症候群として、ラタ(latah)、アモック(amok)といった特異な精神障害が西欧諸国に紹介され、マレーシアで起きる特異な精神病であるアモックの研究から、特定の文化環境下において発生しうる特殊な精神障害の存在が指摘され始めていた。西欧世界の医学者、人類学者によってエキゾチックな病態が幾つも発見されることになった。

1994年に、アメリカ精神医学会の『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版(DSM-IV)において、初めてCulture-bound syndromeの項目が定義された。

その後、研究が進むにつれて問題点が主張されたため、第5版(2013)では削除され、前の版で表記されていた病気の多くは新たに定義されたcultural concepts of distressにカテゴライズされている。また、DSM-5に掲載される症候群の数は削減されており、これらの症候群の症状が変化している可能性があり、さまざまな精神症候群の症状に影響を及ぼす可能性のある社会的、経済的変化に注意する必要がる[4]。

出典

関連著作

関連項目

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