斜面安定解析
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せん断強度
土に外力が作用すると釣り合う応力が生じる。せん断を生じるような力に対抗し、土の内部に生じるせん断応力がある限界地に達すると大きなずれを伴う変形を生じる。この現象をせん断破壊といい、せん断強度とは、このときのせん断応力をいう。
二次元安定解析法
安全率を求めるための解析法。二次元の代表的な極限平衡法には以下のものがある。
- 安全率 Fs = せん断強度 / せん断力
フェレニウス法
フェレニウス法とは1927年にフェレニウスによって提案された斜面安定解析で用いられる解析法である。簡便分割法やスウェーデン法とも呼ばれる。回転モーメントの釣り合い式から誘導された円弧すべり対応の式。計算した際の誤差が大きく、厳密解の安全率より小さい値を採るが、大きい値を採ることも多い。計算が簡単なため長い間用いられていてほとんどがこの解析法である。
修正フェレニウス法
修正フェレニウス法とはフェレニウス法で土塊の有効荷重が負の値を採ってしまうことを改善するために、地下水の考え方を変えたもの。日本では多くこの解析法が採用されている。
ヤンブ法
水平方向の力の釣り合い式で非円弧すべり対応の式。厳密解の誤差が小さい。
ビショップ法
回転モーメントの釣り合い式から誘導された円弧すべり対応の式。厳密解の誤差が小さい。
三次元安定解析
地すべりなどは三次元的な現象であるため、より効率よく解析するために用いられる方法。まだ、この解析法に対する対策工の設計手法があまり確立されていない。
ホフランド法
フェレニウス法を三次元的にした方法。フェレニウス法よりさらに誤差が大きいため、利用が難しい。