日めくり まいにち、修造!

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『日めくり まいにち、修造!』(ひめくり まいにち しゅうぞう!)とは、2014年(平成26年)9月に発売された日めくりカレンダーである[1][2]。元プロテニス選手の松岡修造による31種類の言葉が掲載されている[1]。日本における日めくり式自己啓発本興隆のきっかけを作ったとも評される[2]

松岡が読者に語りかける31種類の言葉と、松岡自身の写真が掲載された日めくり式のカレンダーである[2][3]。月や曜日が印刷されていないためいつからでも使うことができるほか[1][2]、卓上でも壁かけでも使うことができる[3]。なお収録された松岡の言葉は「熱い応援メッセージ」[4]、「いずれも、とにかく熱く、ポジティブ」[1]などと形容されている。

なお、収録する言葉の選定について、発行元のPHP研究所広報部は「松岡さんの著書や公式HPの動画を参考にしつつ、打ち合わせの中で松岡さんが日頃から大切にされている言葉、言葉の裏にある思いをお聞きし、一つひとつ選び出しました。打ち合わせ時に飛び出した『新作』も多数盛り込んでいます。特に印象的だったのは、松岡さんが『誰かを傷つける可能性が少しでもある言葉は、絶対にダメ』と言われたことです」と述べている[4]。また、松岡自身はブログにて、カレンダー作成の理由について「大好きな相田みつを先生の日めくりカレンダーに元気をもらっている」ことを挙げている[3]

受容

『日めくり まいにち、修造!』の売れ行きは好調で、20代から50代に満遍なく売れたが、特に40代によく売れたとされる[4]。予約待ちが続出する状態で、一時的な品薄から、ウェブ上では4,000円前後まで値が上がることもあった[3]。贈答品としても重宝されたようで、『週刊朝日』2015年7月3日号では、東京都の大型書店の店員が「松岡修造さんのカレンダーを贈り物にしたいので、包んでくださいというお客様がとても多いんですよ。前向きな言葉がウケているようです」と証言している[5]。なお、2015年2月の『アエラ』の記事にて、発行部数は65万部と紹介されているが、同記事にて発行元のPHP研究所広報部は「初版は1万5千部でした。弊社の定番人気商品である松下幸之助の日めくりでも、年間平均5万部ほど。日めくりで、ここまでの爆発的な売れ行きは想定外でした」とコメントしている[4]

『日めくり まいにち、修造!』は、オリコンが2015年11月30日に発表した、同年の本のベストセラーランキング(対象は2014年11月17日から2015年11月22日)のグッズ・マルチメディア部門(書店で販売されるグッズの売り上げを集計)において、売上69.2万部で1位を獲得した[6][註 1]。また、2015年12月1日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」では、「まいにち、修造!」がトップテンに食い込んだ[8]

影響

『日めくり まいにち、修造!』のヒットを受けて、2015年3月にはお笑いコンビ NON STYLE井上裕介による『まいにち、ポジティヴ!』が発売されたほか、同年8月にもルー大柴の『ことわざ日めくり きょうのルー語』が発表された[9]。また、2015年9月には、『日めくり まいにち、修造!』の第2弾である『ほめくり、修造!』が発売され、同年12月時点で55万部が発行された[10]

評価

アメリカ文学の研究者である尾崎俊介は『日めくり まいにち、修造!』について「遡れば『プーア・リチャードの暦英語版』にまで遡る日めくり式自己啓発本の長い長い歴史と伝統の中に位置付けられる、真の傑作と言っていいものである」と評し[11]、日本における日めくり式自己啓発本興隆のきっかけを作ったと指摘している[2]。また、『日本経済新聞』編集委員の石鍋仁美は、2015年の記事で『日めくり まいにち、修造!』を取り上げた際「過剰なほどのポジティブぶりでファンを広げるのは、実は松岡さんだけではない」と指摘し、見城徹の著書『たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉』や、「お仕事小説」とされる三浦しをん舟を編む』などを取り上げ「身近にいてほしい頼れる先輩や上司に代わり、松岡さんや見城さんの言葉、さらには小説の中の前向きな主人公の姿で、自分を鼓舞している。そんな若い社会人たちの姿が、これらのヒットから垣間見える」と指摘している[1]

脚注

参考文献

外部リンク

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