日向洞窟
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高畠町の山・立石(標高230メートル)の麓に、南向きに開口する洞窟である。本洞窟周辺に14地点(尼子洞窟群、観音岩洞窟群など)の洞窟遺跡群が存在し、洞窟遺跡がこれだけ同じ地域に密集しているのは全国的に稀とされる[1]。1977年(昭和52年)2月17日に国の史跡に指定された。
基盤上に5層の遺物包含層があることが認められ、第1層には縄文時代晩期以降の遺物(土器、石器など)、第2層には縄文時代晩期から早期の各時期の遺物、第4層には縄文時代草創期の遺物が包含されていたことが確認された。新潟県の小瀬ヶ沢洞窟、長崎県の福井洞窟らと並んで、旧石器文化から縄文文化への発展過程を解明する上で重要な資料となったほか、人々がここで1万年以上前から生活を送っていたことや、縄文草創期の存在が証明されるきっかけとなった[1]。
