日本残酷物語
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『風土記日本』(1957-1958年、7冊)に続いて企画されたシリーズである。「残酷物語」というタイトルはヴィリエ・ド・リラダンの小説に由来する[1]。
監修は宮本常一・山本周五郎・楫西光速・山代巴とあるが、実際には民俗学者の宮本常一、平凡社の谷川健一を中心に企画、編集され、他の監修3名は名前を借りただけだという[2]。シリーズ冒頭の「刊行のことば」に「これは流砂のごとく日本の最底辺にうずもれた人々の物語である」[3]と書かれているように、歴史に名を残さない民衆の生活の暗部を多く取り上げている。
100名を超える執筆者の名が記されているが、基本的に誰がどの項目を執筆したかは明示されていない。また、執筆原稿には谷川ら編集者が大幅に手を加えている(時折、「磯村(筆者)は(略)つぎのように記録している[4]」等と筆者が明かされる箇所がある)
第1部は半年で20刷を超える売れ行きで、読者からの反響が最も大きかったのは「土佐檮原の乞食」だったという[5]。