旧制大学院
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旧制大学院は、帝国大学令(1886年)によって初めて制度化された。以後、大学令(1918年)に基づく旧制大学にも順次設置されたが、実態としては現在の大学院のような課程制・単位制・修業年限を定めた教育課程ではなく、主に学部卒業生(またはそれに準ずる者)が個別に研究に従事する場として機能していた。
文部科学省の公式資料では、「旧制の大学院は、学部に置かれる研究科の総合体であって、スクーリングよりは学部卒業者が研究に従事する場として位置付けられた」と説明されている[1]。
旧制大学が専門教育の中心であったため、大学院は学部教員による研究指導の延長線上にあり、体系的な講義・単位取得・課程修了を重視するものではなかった。このため「有名無実」と評されることも多い[2]。