早期栽培
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西日本で水稲早期栽培を行う主な目的は、台風による被害を受ける前に収穫を済ませることにある。普通栽培ではイネの出穂期から登熟期が台風の来襲する時期と重なるので、強風や長雨により倒伏したり日照不足となって充分な登熟が行われず、収穫量が減少するという心配がつきまとう。早期栽培ではおおむね8月中に収穫が完了するため、台風による被害を受けにくく、安定した収穫を期待することができる。
また、普通期栽培よりも早く収穫できるということは、収穫後の田んぼで秋ソバなど、従来は栽培時期が重なるため無理とされた他の作物の栽培が可能となることを意味する。同じ土地からより多くの農産物を生産するという、土地の有効活用(高度利用)を図ることに役立つ。
作型による成育の違い
鹿児島県における水稲栽培の場合の例を以下に示す。
早期栽培
- 田植期:4月
- 収穫期:8月
普通期栽培
- 田植期:6月
- 収穫期:10月