星羊社

横浜市の伊勢佐木町に本社を構える出版社 From Wikipedia, the free encyclopedia

株式会社星羊社(せいようしゃ)は、横浜市伊勢佐木町に本社を置く日本の出版社[2]。2013年に設立され、横浜の酒場文化や地域史に焦点を当てた地域情報誌『はま太郎』などを刊行している[2][3]。本社はイセビル内に所在する[3][4]。2021年には野毛エリアに直営の小売拠点「stockroom NOGE」を設け、書籍や自社デザインの雑貨を扱う[5][6][7]

正式名称 株式会社星羊社
現況 事業継続中
出版者記号 9908459, 909991
概要 星羊社, 正式名称 ...
星羊社
4階に星羊社が入居するイセビル
正式名称 株式会社星羊社
現況 事業継続中
種類 株式会社
出版者記号 9908459, 909991
取次会社 地方・小出版流通センター
取次コード 4699
法人番号 8020001102273 ウィキデータを編集
設立日 2013年8月
代表者 星山健太郎
本社郵便番号 231-0045
本社所在地 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1-3-1
イセビル402
従業員数 2名
主要出版物 『はま太郎』
出版以外の事業 雑貨販売、イベント企画
得意ジャンル 横浜の酒場文化、地域文化
関係する人物 成田希(編集長、イラストレーター)[1]
外部リンク www.seiyosha.net
Twitter 星羊社 (@seiyou_sya) - X
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概要

同社は、横浜出身の星山健太郎と、青森県出身の成田希の夫婦2名で運営する出版社である[8]。両名は共通の筆名「いせたろう」でも活動し[9]、横浜の地域文化、とりわけ市民酒場に関する取材・編集を行っている[2][4]。成田は編集長であり、誌面の挿絵や自社グッズのデザインも担当する[2][10]

沿革

星山と成田は大学院で知り合い[2]、星山は法律事務所に勤務[11]、成田は出版社勤務ののちフリーライターとして、はまれぽ.comなどで執筆した[12]。イセザキモール入口のイセビル1926年竣工)の一室を借りて[3][13]、2013年8月に「星羊社」を設立し、同年12月に『はま太郎』を創刊した[8][14]

2017年には、成田の出身地である青森市の地域情報誌『めご太郎』を刊行[1][15]。青森の書店成田本店で週間ランキング上位に入った[15]

星羊社 stockroom NOGE

2019年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で新刊刊行が一時中断した[5][10]。2021年には野毛中区宮川町)に直営拠点「星羊社 stockroom NOGE」を開設し[5]、2023年に『よこはま野毛太郎:酔郷ではしご酒』を刊行した[10]

出版物

会社を設立して間もないころ、夫妻が西区戸部町の酒場「常盤木」のマスターから市民酒場の話を聞いたことをきっかけに、また横浜に根差した出版社が少ないと感じたことから[13]、横浜市内各地の酒場文化を中心とした地域史を柱に決め、2013年12月に雑誌『はま太郎』を創刊した[16][8][17]。10号までは隔月刊で、モノクロ表紙・孔版印刷の誌面・中綴じのミシン製本を特徴とした[4][14]。酒場で知り合った人が有隣堂伊勢佐木町本店の店長に口利きをしてくれ[13]、同店をはじめ市内中区・西区・南区の一部の書店[11]・飲食店[4]で販売された。2015年には、『はま太郎』の10号までの市民酒場企画に書き下ろしを加えた単行本『横濱市民酒場グルリと』を出版[2][14]。これを機に地方・小出版流通センター出版取次契約し、日本全国での流通が可能となった[16][14]。『横濱市民酒場グルリと』は、有隣堂売上ランキングで1ヶ月間首位を維持した[2]。『はま太郎』は11号以降カラー化し、部数も500部から2500部に増やした[2][18]

『はま太郎』では、横浜の酒場で出会った客を紹介する「オヤジ尾行」、遊郭跡地など歴史スポットを辿る「ヨコハマ・理想郷譚」、酒場のトラブルに関する弁護士相談「阿部先生ならどうする?」、野毛のバー「喫茶みなと」経営者・映画監督の渋谷正一によるコラムなどを連載している[8][19]。執筆陣には、中原蒼二(「ヒグラシ文庫」店主)、日本ナポリタン学会会長の田中健介(連載「ナポリタンボウ」)[2][20]南陀楼綾繁(連載「古本屋発、居酒屋行き 横浜版」)[2]今柊二(連載「横浜下町中華今柊二飯店」)、髙山英男・吉村生(「よこはま暗渠散歩」)らが参加している[21]

編集方針

誌面では読者の想像を重視し、写真点数を抑えて成田による挿絵を用いている[13][9]。取材は常連客としての訪問を重ねて店主と関係性を築いたのちに行うなど、店の来歴や土地の文脈を掬い上げる手法をとる[9][6][10]

直営店・雑貨

2021年、野毛に倉庫兼直売所「星羊社 stockroom NOGE」を開設。自社刊行物のほか、編集長の成田がデザインした「猫印ミルク」シリーズなどの雑貨を扱う[5][17][7]。同シリーズはSNSで話題となり、マグカップやエコバッグ、缶入の入浴剤[22]など関連商品が展開されている[5][18][23]。また、横浜市中区・南区の暗渠や隠れた名所を地図にした手ぬぐいも販売している[5]

刊行物

雑誌

  • 「はま太郎:横濱で呑みたい人の読む肴」(2013年 - 2019年/16号まで発行。16号は南区特大号) - 横浜の酒場文化や地域の歴史・人物を扱う地域情報誌[2][21][24]
  • 「めご太郎:帰省するつもりで訪れる青森市」(2017年 - 2019年/2号まで発行) - 青森市の地域情報誌[2]
  • 「よこはま野毛太郎:酔郷ではしご酒」(2023年) - 野毛地区の地域情報誌[25][18]

書籍

  • 『横濱市民酒場グルリと:はま太郎の横濱下町散策バイブル』(2015年)[2][26] - 「はま太郎」の連載に書き下ろしを加えた単行本[18][19]
  • 『私の履歴書』星山輝男:著(2016年)
  • 『のげやまくんとくま』(2018年) - のげやまくんの絵本[2][27]
  • 『わが日常茶飯:立ち飲み屋「ヒグラシ文庫」店主の馳走帳』(2018年) - レシピエッセー[28][18]

ZINE

  • 『「暗橋」で楽しむ横浜さんぽ:第2回 暗渠マニアック展示イベント図録』髙山英男, 吉村生:著(2024年)
  • 『ギョランギョラン 呑兵衛さんの魚卵紀行』(2025年)[29][17]

他媒体での取材・執筆

  • 「ほろ酔い太郎がいく」 - 神奈川新聞日曜版(月1回連載、2017年4月 - )
  • 『ローカルメディアの仕事術』(影山裕樹:編著、学芸出版社、2018年)[1]
  • 大日本プロレスファンクラブ会報誌の取材・編集・製作

ほか

主なイベント

  • 『横濱市民酒場グルリと』刊行関連イベント(2015年) — 関連企画[17]やトークイベントを実施[19]
  • 「はま太郎フェス」(2018年) — トークイベント・物販等[9]

メディア出演

脚注

外部リンク

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