景清 (能)
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 景清 |
|---|
| 月岡耕漁「能楽百番」より |
| 作者(年代) |
| 不明(室町時代) |
| 形式 |
| 現在能 |
| 能柄<上演時の分類> |
| 四番目物(人情物) |
| 現行上演流派 |
| 観世・宝生・金春・金剛・喜多 |
| 異称 |
| 日向景清 |
| シテ<主人公> |
| 景清 |
| その他おもな登場人物 |
| 景清娘人丸 人丸の従者 里人 |
| 季節 |
| 秋 |
| 場所 |
| 日向国宮崎 |
| 本説<典拠となる作品> |
| 不明 |
| 能 |
| このテンプレートの使い方はこちら |
『景清』(かげきよ)とは、能の曲目のひとつ。現在能、四番目物。
あらすじ
鎌倉の亀が江の谷にいる人丸は、かの平家の武将悪七兵衛景清の娘であった。その景清が源氏に憎まれ、日向国の宮崎に流されていると聞き、父に会いに従者を連れ、はるばる日向の宮崎にまでやってくる。
盲目の景清は宮崎で、藁小屋に住み乞食同然の暮らしをしている。そこに人丸と従者が通りかかり、目前にしているのが景清だと気づかず景清の居場所を問う。景清は知らぬと答えたので、人丸たちは去る。景清はその昔、尾張国熱田の遊女と馴れ親しみ、その間に子供をひとり儲けていたが、女子では物の役には立つまいと、鎌倉亀が江の谷の者に預けていた。それが会いに来たのだと景清は思う。
人丸の従者が景清の事を里の者に尋ねる。すると里人は先ほど人丸たちが尋ねた乞食こそが景清だと教え、今は日向勾当と名乗っていると話す。人丸たちは里人に連れられて再び景清の住いに戻る。里人が景清はいるかと呼びかけると名を呼ばれた景清は怒るが、里人が人丸を景清に引合せると、もはや父も娘も互いに涙するばかりであった。
景清は人丸の所望により、八島の合戦で逃げようとする源氏の侍、三保の谷十郎の兜のしころを引きちぎったことなどを物語る。語り終えて景清は、人丸に自分の後生を頼み、人丸は父と別れ帰るのだった。
