杉山幸丸
日本の動物学者 (1935-)
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来歴
ハヌマーンラングールの子殺し
1962年、ハヌマーンラングールの子殺しを世界で初めて発見したが、最初は異常行動であると認められなかった。杉山は、次世代個体の殺傷自体は種の繁栄のためには問題を含んでいるが、世代更新という点において可能であることを指摘し、また一雄複雌群であるから可能なのであると考察した。この業績はある種の世代更新のメカニズムを数年で発見するという快挙であった[1]。 のちに他の霊長類やライオンなどでも発見され、子殺しの機能は社会生態学における大きなテーマとなった。杉山は自著において、社会生態学的な解釈に一歩足りなかったことを述懐している[2]。
経歴
著書
- ボッソウ村の人とチンパンジー 西アフリカ僻地の生態 紀伊国屋書店 1978.9
- 子殺しの行動学 霊長類社会の維持機構をさぐる 北斗出版 1980.9 のち講談社学術文庫
- 野生チンパンジーの社会 人類進化への道すじ 1981.1(講談社現代新書)
- サルを見て人間本性を探る 農山漁村文化協会 1984.1(人間選書)
- サルはなぜ群れるのか 霊長類社会のダイナミクス 1990.2(中公新書)
- アフリカは立ちあがれるか 西アフリカ自然・人間・生活探訪 はる書房 1996.7
- サルの生き方ヒトの生き方 農山漁村文化協会 1999.3(人間選書)
- 崖っぷち弱小大学物語 2004.10(中公新書ラクレ)
- 進化しすぎた日本人 2005.9(中公新書ラクレ)
- 文化の誕生 ヒトが人になる前 京都大学学術出版会 2008.12(学術選書)
- 私の歩んだ霊長類学 はる書房 2010.5
共著編
翻訳
- 人類の出現 アドリアン・コルトラント 思索社 1974
- チンパンジーは語る ユージン・リンデン 井深允子共訳 紀伊国屋書店 1978.1
論文
参考
- 著書記載の略歴