根上生也
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1957年東京都国分寺市生まれ。1975年東京都立国立高等学校卒業。1979年東京工業大学理学部数学科卒業。1983年同大学院理工学研究科情報科学専攻博士課程中退。東工大における指導教官は本間龍雄。東京工業大学助手、横浜国立大学助教授、横浜国立大学大学院環境情報研究院教授、横浜国立大学大学院環境情報研究院長を経て、2019年横浜国立大学理事・副学長に就任[1][2]。
| 有限多重度の平面被覆をもつ任意の連結グラフは、射影平面への埋め込みが可能か? |
日本における位相幾何学的グラフ理論のパイオニアである[1]。グラフの多項式不変量の一つである「根上多項式」を考案。グラフの平面被覆に関する「平面被覆予想」(別名「1-2-∞ 予想」)の提唱者。
2005年4月から9月まで、フジテレビで放送された教育番組『ガチャガチャポン!』にて「数学探偵セイヤ」として出演した。
2008年公開の映画『容疑者Xの献身』で、2019年公開の映画『アルキメデスの大戦』でそれぞれ数学の監修を担当した。
一般向け著書や活動にはしばしば「計算しない数学」という言葉が登場する[3]。従来の学校教育における数学は計算作業に終始しがちであり、それによって見えなくなっているものがあると指摘する。構造を見て取ること、言葉で論理的に考えること、ときには曖昧な数式を用いること(平均値、不等式評価、ランダウの記法などを指す)といった思考様式を、自身の抽象数学の経験を交えつつ紹介している。ただし、数学内外を問わず、学問分野や職種によっては依然として高い計算能力が必要となることには留意すべきである。根上自身も計算を排除しているわけではない。