案盤
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案盤(あんばん、朝鮮語: 안반)は、トックを作る際に用いられる朝鮮の伝統的な調理器具である。通常は幅約1メートル、長さ約1.5メートル、厚さ15から20センチメートルほどの木の板からなり、四隅に短い脚が付く。餅を搗く際には、案盤の上に蒸した餅を載せ、トンメ(朝鮮語: 떡메)と呼ばれる木製の槌で打つ[1][2][3]。
地域によっては、案盤は餅案(朝鮮語: 병안)またはトクパン(朝鮮語: 떡판)[4]とも呼ばれる。変形の一つとして、長さ約2メートル、幅約50センチメートルほどの細長い木の板で、一方を平らに、他方をくぼませたものもある。この型では、くぼんだ側に餅を入れて搗き、隣の平らな部分で切り分ける[1][2][5]。
案盤はケヤキで作ったものが最上とされ、トンメには黄楊木(朝鮮語: 회양목とも)が好まれた。朝鮮時代には案盤とトンメは一般家庭の常備品であったが、現代では機械化の進展により日常的な使用は大きく減った。現在も伝統的な方法でトックを作る際に用いられるほか、韓国の中華料理店で生地をこねて麺をのばす際にも用いられる[1][5][6][7]。