椎名の作品では人間の暗い部分が冷徹に描かれており、その暗さを照らす光とのコントラストが持ち味となっている[5]。特に人間同士が分かり合うことの難しさを描いた作品が多いが、これは人間関係のプラスの面を描くためにはマイナスの面の描写も必要という考えに基づくものであり、マンガライターの門倉紫麻は、描かれるテーマに反して「読後感がいつも明るい」と椎名作品を評している[1]。
椎名は、自身の強みは「感情を描くこと」だと語っており、実際に初めてアフタヌーン四季賞に応募した際も選考委員からその点を高く評価されている[2]。門倉も、「感情が振り切れた瞬間の表情」を椎名作品の特徴として挙げている[1]。