楽興の時 (シューベルト)
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自筆原稿は残っておらず[1]、シューベルト自身による題名は不明である。6曲のうち第3番と第6番は、1823年にSauer & Leidesdorfから出版された『Album Musical』に含まれ、第3番は「Air russe」(ロシアのアリア)、第6番は「Plaintes d’un Troubador」(トルバドゥールの嘆き)というフランス語の題名がつけられていた[1]。1827年から1828年にかけて全6曲が『Momens Musicals』という間違ったフランス語の題をつけてLeidesdorfから出版された[1]。現在はフランス語文法にしたがうように修正した『Moments musicaux』が一般に用いられる。
第1番 ハ長調
第2番 変イ長調
第3番 ヘ短調
アレグロ・モデラート、4分の2拍子、三部形式。
6曲中最も知られている。シューベルトの存命中から愛好され「エール・リュス」(ロシア風歌曲)として有名であった。三部形式で左手の単調な伴奏を背景に右手が和音で歌う。NHKラジオ放送「音楽の泉」の主題曲としてもおなじみ(現在はマリア・ジョアン・ピレシュの演奏による)。映画「カルメン故郷に帰る」でも用いられた。レオポルド・ゴドフスキーがこの曲をより複雑にした編曲を残している。また、常磐線いわき駅の発車メロディに採用されている。
第4番 嬰ハ短調
第5番 ヘ短調
アレグロ・ヴィヴァーチェ、4分の2拍子、三部形式。
行進曲風の主題。途中は激しく転調しながら進行する。
