横大路家住宅

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横大路家住宅

横大路家住宅(よこおおじけじゅうたく)は 福岡県糟屋郡新宮町上府にある古民家九州最古級といわれる古民家建築で、国の重要文化財に指定されている。「千年家」の通称をもつ。

茅葺屋根の曲家で江戸時代前期(17世紀半ば)の建築ではないかと考えられているが、明確な建築年代を示す史料は残っていない。

伝承によれば、805年(延暦24年)、日本天台宗の開祖である最澄での留学を終えて帰国し、当地に上陸したのち、独鈷寺(新宮町立花口)を開基したとされる。その際に協力した横大路家の先祖に対する謝礼として法火(法理の火)および毘沙門天像を授けたという。

また、織田信長の軍による比叡山焼き討ちによって比叡山の法火が途絶えたため、横大路家で守られてきた法火を比叡山へ運んだとも伝えられている。この法火は家の竈にあり、横大路家の竈において種火が絶えぬよう千年以上にわたり守り継がれてきたとされる。2011年、当時の当主の死去により住宅での保管が困難となり、福岡県太宰府市竈門神社境内に所在する妙香庵へと移された。

住宅は寄棟造茅葺で東側に突出部をもつ曲屋形式の農家である。構造規模は、主屋が桁行約16.0メートル、梁間約8.0メートル、東側突出部が桁行約10.7メートル、梁間約9.1メートルを測る。桁行は一間ごとに柱を立て、梁間を広く取るなど、架構や部材の仕上げに建築年代の古さを示す特徴がみられる[1]

1977年昭和52年)1月28日に国の重要文化財に指定[1]

2000年から全面解体修理が行われ、2003年4月に完了した。 部材の構法や架構形式から、江戸時代中期(17世紀後半から18世紀前半)に建てられたものと推定され、九州地方最古級の民家建築と考えられる。当初は棟をコの字形に造る「くど造り」であったが、19世紀前半頃に現在のような曲家となった。解体修理に際しては庇の瓦、入口の障子戸などを撤去し、19世紀前半頃の姿に推定復元された。

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脚注

関連項目

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