良寛の歌の分類をおこなった。良寛はその人柄やエピソードから多くの民衆に慕われ、その結果、半ば伝説化した部分もあるため、良寛の作と伝えられる歌の中には真偽が不明確なものも多い。良寛の作といわれてきた短歌、長歌、旋頭歌をまず収集し、それらを良寛の作品や、良寛の作として断言できない作品、良寛以外の人物の作と断言できる作品に分類して採録した。さらに、雑体、俗謡体まで採録し、『校本良寛歌集』として刊行された[1]。これにより、良寛の作品だけでなく、伝承上、良寛の歌とされていた歌までも網羅されるとともに、その真偽についても一覧できる資料となっている。