櫓
日本の古代よりの構造物・建造物
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建物
- 芝居櫓

通常は11月の顔見世大歌舞伎の際に、正面入口の破風の上に揚げられる。

- 芝居小屋の櫓は、人ひとりが乗れるほどの籠のような骨組みに、2本の梵天と5本の槍を組み合わせ、それを座の定紋を染め抜いた幕で囲った構築物で、これを木戸(入口)の上方に取り付け、かつてはそこで人寄せの太鼓を叩いた。この櫓をあげていることが官許の芝居小屋であることの証だった。明治以降も建築様式として引継がれ、歌舞伎を上演する常設の劇場ではその興行の際に櫓が上がった。
- 太鼓櫓
→詳細は「櫓太鼓」を参照
- 大相撲興行の際に、寄せ太鼓(当日の興行実施を知らせる)やはね太鼓(当日興行の終わりを知らせる)を打つための太鼓櫓をかつては必要に応じて構築していた。現在の両国国技館には安全上の観点から、エレベーターを備えた常設の太鼓櫓が備えられている。
- 祭り櫓
- 祭りや盆踊りなどの会場にするため、広場に塔状の構造物を仮設することがある。これも櫓と言う。櫓の上で音楽を演奏したり、櫓と繋いだ縄に飾りつけをして見栄えを整える。
- 火の見櫓
→詳細は「火の見櫓」を参照
建物以外


- 大相撲の技
- 大相撲には櫓投げという技がある。かつては上手櫓と下手櫓で区別していたが、決まり手制定の際に統一された。
- 将棋の矢倉
- 将棋の囲いには矢倉囲いがある。居飛車戦法で用いられることが多い。
- トーナメント表
- トーナメント戦で組み合わせが塔状に伸びていくことから、トーナメント表のことを「やぐら」ともいう。
- 違い棚
- 書院造の違い棚の種類に「やぐら」がある。
- 炬燵
- 掘り炬燵や炬燵などの脚を含む布団をかけるための骨組みを「櫓・やぐら」という。
- 人間騎馬・人間塔
- 人を乗せる騎馬や組体操の組み手のことを「やぐら」ということがある。
- 船櫓
- 大型和船の上部構造。甲板。
- 攻城櫓
- 移動式の攻城用の櫓のこと。車輪が付けられており、移動しながら攻撃できる。同様の
ダシ矢倉 ()は城の守備においても造られた。祇園祭(京都府京都市)などの祭典に用いられた「山車 ()」はこれを利用したものであるという説がある[1]。 - 土木
- 杭打ち地業の際に杭を打つ装置として、丸太や鋼管などを組んで建てた仮設の構造物を「杭打ちやぐら」という。井戸を掘る際にもやぐらが建てられる。
- 油井
- 油田において原油の掘削に用いる構造物の一つ。