武田花
日本の写真家、エッセイスト
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来歴・人物
小学校から高校までは立教女学院に通う。立教女学院中学・高校時代は寄宿舎生活であった。父・泰淳は子供を書斎に入れなかったため、小学生の頃、父親の職業が分からず、友達から作家だと教えてもらった。高校卒業後、父にカメラ(ペンタックスSV)を買ってもらったことがきっかけで、写真学校に入学するが、すぐに退学した。翌年、東洋大学に進学する。 アルバイト経験が豊富で、出版社や弁当屋、病院、鰻屋、喫茶店、水商売の勤務経験がある。[1]
大学卒業後、アルバイトをしながら野良猫の写真を撮り続け、1980年に初の写真集『猫町横丁』を刊行する。1986年、35歳での初めての写真展「猫のいた場所」を開催、翌1987年に刊行した写真集『猫・陽あたる場所』により広く知られるようになる。1990年には、『眠そうな町』で第15回木村伊兵衛賞を受賞。一方でフォト・エッセイも刊行するようになる。
母の作品『富士日記』の舞台となった、富士山麓の別荘「武田山荘」を譲り受け、山荘の一部を暗室に利用するなどしていたが、2006年に建物の老朽化により取り壊した[2]。
また、母の残した資料類(原稿や日記帳、ノートなど)は「死後、焼いてくれ」という遺言に従い処分したが、2005年に、父の残した大量の資料を日本近代文学館に寄贈した。その中には、中国への従軍時の日記もあり、泰淳が殺人行為を犯したことも記入されていた[要出典]。
著書
写真集
フォトエッセイ
- 『煙突やニワトリ』(筑摩書房 1992年6月)
- 『カラスも猫も』(筑摩書房 1995年4月)
- 『嬉しい街かど』(文藝春秋 1997年7月)
- 『One day そして、陽は落ちる』(日本放送出版協会 1997年11月)
- 『季節にしっぽ』(角川春樹事務所 1998年5月)
- 『仏壇におはぎ』(角川春樹事務所 2004年6月)
- 『イカ干しは日向の匂い』(角川春樹事務所 2008年5月)
- 『写文集 猫と花』(講談社+α文庫 2009年10月)
- 『犬の足あと猫のひげ』(中公文庫 2010年2月) - 既存の著書からの編集本
- 『猫光線』(中央公論新社 2016年3月)
- 『猫のお化けは怖くない』(平凡社 2016年10月)
- 『ポップス大作戦』文藝春秋, 2020.6
写真掲載
編集担当
- 武田百合子『あの頃 - 単行本未収録エッセイ集』中央公論新社 2017年3月
その他
- 「巻頭表現 昼下がり 」 - 『文學界』2020年8月号(文藝春秋)掲載