武道の老師

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武道の老師(ぶどうのろうし、: elderly martial arts master)とは武侠やチャンバラなどの武道映画に登場する、フィクション上の師匠/先生のストックキャラクターのことを指す[1]。一般的に東アジア系である。彼は年齢に伴って身体的に衰えてきているのにも係わらず、無敵に近い武道の達人である[2]。 『ベスト・キッド』のミヤギや『キル・ビル』のパイ・メイが典型的な老師キャラクターであると言われる[3]

老師は典型的に、深い考えにふけるため、ほとんどの時間を道場での瞑想に費やす。老師は大抵、穏やかかつ冷静、落ち着いており、控えめな年配男性として描かれる。年齢とともに成熟し、自らに満足をしており、経験によって培った物静かな自信を体現している。これは人生全般からくるものでも、武道から継承した技術、理念、価値観などからくるものでもある。彼にとって武道はただ人を打ちのめし、タフに見せかける手段なのではない。彼にとって武道とは(東洋社会一般で武道に付属し、密接に関連付けられている理想や価値を踏まえ)人格を前向きに成長させる方法なのである。むしろ敬意や忍耐、自制、規律正しさなどの様々な生きる術を養わせるものなのだ。 師匠は常に誰に対しても(映画の流れの中で悪役にぶしつけに振る舞われようと)礼儀正しく振る舞う。彼はどんな時もできる限り武力を用いず、不必要なほど丁寧に、悪役や武道のライバル(主に若く、傲慢であり、武道をただタフに振る舞い、人をいじめるためのものとしてみている者)を止めようと試みる。老師は技術を使うことを強いられ他に選択肢がない時に限り、相手にほとんど比較にならないほど強いことを見せつけ、丁寧な行動を弱さの表れだと誤解するべきではないと証明する。彼はおおよそ何からでも身を守る力を備えている存在としても描かれている[4]。これらは、『ベスト・キッド』のミヤギやリメイク版『ベスト・キッド』の清掃員のミスター・ハンから読み取ることができる。

弟子との関係

受容と批判

脚注

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