残コン
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残コン(ざんコン、残コンクリート)とは、工事現場で使用されずに余ったり残ったりしたレディーミクストコンクリート(生コン)のこと。



概要
発生理由
残コン発生の要因については、施工者側が余裕を見て多めに発注していることが原因である。多めに発注する理由として、施工時における型枠の変形や品質の変動等によって必要なコンクリート量が変動してしまうことがあげられる。また、必要な量よりも多い生コンを準備しておかなければ連続的な施工ができないことも要因となる。
工事で生コンの不足が生じた際に追加発注により搬入まで時間がかかると、先に施工されたコンクリートと追加で施工されたコンクリートが不連続となる施工不良(コールドジョイント)が生じるために、この時間ロスを避ける為であるとの理由があげられている。さらに、コンクリートポンプによる施工では、輸送管内にコンクリートが余ってしまうことが一般的である。[2]
残コンクリートと戻りコンクリート
工事現場で余った生コン(多くは、圧送作業に使用するポンプ車内にて発生する)を残コンと呼び、生コンの輸送に使用されるアジテータ車から全く卸されることのないコンクリートの多くは製造元である生コンクリート製造業者に戻され、これを戻りコンクリート(戻りコン)と呼ぶ。
処理方法
生コン工場に戻された後、工場は大きく分けて2つの方法で残コン処理をすることになる。
- 2次製品用のコンクリートとして再利用 工場に戻ってきた残コン・戻りコンを型枠に流し込み、コンクリートブロックなどの2次製品の製造販売を行う。
- 残コン・戻りコンを工場の敷地内に薄く敷き固めて、翌日に破砕を行いコンクリートガラとして破棄する。 ただし、コンクリートガラの廃棄料は多くかかる上、破砕時に騒音問題が発生する等の周辺環境への問題もある。
残コンと環境汚染
コンクリートは水の次に多く流通するといわれている材料であり、そこから生まれる廃棄物が残コンである。
その発生量は国内コンクリート生産量の1.6%といわれており、深刻な廃棄物問題となっている(これは年間で130万㎥の量に相当する)。
国内の埋め立て処分場は増え続けるコンクリートガラにより年々処理コストが高騰している現状である。